堂蓮記<北海道富良野成田山布部不動堂>

毎月の『御心言』と不定期の『祈願講釈』と徒然なるままの箴言・戯言・読書感想等・北の大地の坊主富良野生活記。

戯れに語る!〈多聞観〉

2010-11-14 22:39:56 | 日記
〈戯言・多聞観〉

違う事、新しい事、異なる事、珍しい事、見たことの無い見方、聞いたことの無い聞き方、体験したことの無い体験の仕方、考えたことの無い考え方、善く言葉を聴いて話しを観ると、人格否定人生否定では無い事が解る。

〈祈願講釈〉☆祈願の講釈と希望目標課題達成に役立つ名言箴言。

2010-11-14 22:02:31 | 日記
『世に教訓する人は多し、教訓を悦ぶ人は少なし。まして教訓に従う人は稀なり。年三十も越えたる者は、教訓する人もなし。教訓の道ふさがりて、我がままなる故、一生非を重ね、愚を増して、すたるなり、道を知れる人には、何とぞ馴れ近づきて、教訓を受くべき事なり。

(葉隠・山本常朝より抜粋)』

☆意訳

世の中には、教訓する人は多いが、教訓をよろこんで聞く人は少ない。
まして教訓に従う人はごくわずかである。
また、三十歳過ぎにも成ると、教訓してくれる人もなくなる。
教訓の道が塞がって自分勝手に成り、一生その欠点を持ったまま、愚かさを増し、駄目になってしまうのだ。
是非とも道理をわきまえた人と近付きに成り、その教訓を受けるようにしたいものである。

〈祈願講釈〉☆祈願の講釈と希望目標課題達成に役立つ名言箴言。

2010-11-14 20:37:06 | 日記
『第二三九条・読書の法は、当(まさ)に孟子の三言を師とすべし。曰く意を以て志を逆(むか)う。曰く尽(ことごと)くは書を信ぜず。曰く人を知り世を論ずと。

(言志四録・佐藤一斎より抜粋)』


☆意訳

読書の方法は、孟子のいう三言を師とすべきである。

一、自分の心をもって、作者の精神を受け止める。

二、書物に対しては批判的であって、その一部を信用しても、全部を信用しない。

三、作者の人柄や業績を知り、また当時の社会的背景を考えながら、読んでいくべきである。


『経書を読むにあたって、第一に重要な事は、聖賢におもねらないことである。もし少しでもおもねるところがあれば、道は明らかにはならないし、学問をしても益なく、かえって有害である。

(講孟余話・吉田松陰より) 』