戯れに語る！〈好嫌良悪〉

〈戯言・好嫌良悪〉

春には春の好き嫌い良し悪し在り。

夏には夏の好き嫌い良し悪し在り。

秋には秋の好き嫌い良し悪し在り。

冬には冬の好き嫌い良し悪し在り。

大小集団、都会地方、自然都市、生音機械音電気音電子音雑音、打投極、酸甘塩辛苦、保守本流王道正統派路上地下前衛異端に、好き嫌い良し悪し、勝ち負け引き分け、初級中級上級、駄作名作新作奇作異作珍作在り。

己身内仲間内其他の衣食住、並びに何故何処で寝る座る立つ歩く走る動くのかを察する。

希望に沿った、時と場所と物事人を探し求め歩み寄り開き招き引き寄せ達成し感謝し又徃く。

戯れに語る！〈球展開〉

〈戯言・球展開〉

一を聴いて三を知り七を観て二十一を習い五十四を巡り百八を廻り千八十覚えてて万遍に醒め徃く。

極少数当事者のみが知り分かって居る、現場全員が知りわかって居る、誰もが知り分かって居る、出来上がって居る、仕組まれて居る、絵図描かれて居る、型に嵌まり居る、局面で持ち札を選び居る、即興で居る、千差万別変幻自在に居る、自然な儘に居る。内外有無問わず気にせず居る。
応え無い記さないで居る。

無上で開き、普く功徳回り向き始まる。

戯れに語る！〈風習風土〉

〈戯言・風習風土〉

風吹く中を徃く。

追い風の中を徃く。
逆風の中を徃く。

風に乗り徃く。
風を切り徃く。

風上を徃く。
風下を徃く。

風起こし徃く、風吹かせ徃く、風が来ると徃く、風に任せ徃く、風と共に徃く。

微風弱風強風台風涼風熱風寒風寂風清風、幾つもの風有り、内に有り外に有り内に無く外に無く、天に在り人に有り。

風の無い中を徃く。
風の有無を問わず徃く。

風を観て聴いて感じ語り記し徃く。

風吹き荒びとぐろ巻く薙ぎ倒し舞い上がる、雨雪土砂を横に振り打つ。

歩く事叶わず、立つ事叶わず、座る事叶わず、居る事叶わず。

風の最中有無を隔てず、生老病死喜怒哀楽在り。

風に手を合わせ徃く。