週末、下北沢でグレッグ・レイクのイベントを観た。自身の音楽史を曲を交えて語る催しだった。少し寂しい気のする来日だが、こんな機会でないと、オリジナル歌手の歌声で「21世紀」「語りて」「エピタフ」「宮殿」を聴くことは出来なかっただろう。例のアルバムジャケットを手にして、「変なバンドだったなぁ」なんてエピソードを交えながら歌ってくれた。キーは下がってしまっても、心地よい歌声は健在だ。極めつけは、季節外れだったが“夢みるクリスマス”を聴けたことだ。胸がいっぱいになり、強く印象に残った。EL&Pもう観ることできないのかなぁ…。
U.K. 最終日参戦。トリオ再結成ラストナイトだ。目に焼き付けるつもりで行ったが、今夜は最初から鳥肌がたった。“ランデブー”演奏中にステージ下手で早速例のプレベらしきサブをスタッフがチューニング。今日こそ持ち替えがあるのか…。“ナッシング”やらないぞ…セトリは期待してなかったが曲順変えてきたか。ラストナイトだけどサプライズ無しって言っておいて、ソロ・セクションでまさかのKC“堕落天使”。エディー、テリーより持ち時間短いけど哀愁ある歌声は最高のソロだ。今夜も後半戦は怒濤の演奏だ。“ナッシング”はアーコールで。今日のライブ編集無しで作品にしてほしいな!!ジョン弾きまくっていて本当にカッコよかった。最後にどこか音楽雑誌さん、器材紹介付きでライブ・レポートしてください。サブのプレベ?ヘッドのベースが気になって仕方ない。
チッタで、ついにトリオで再結成されたU.K.を観た。演奏が進むにつれ、3人とも明らかに乗ってきているのが分かるステージで、アンコールの“シーザース”,“オンリー・シング”でピークに達した充実の2時間だった。今観ることのできる最強のトリオ・バンドだ。テリーのセットにしばし釘付けになったりしたが、 ステージ中盤クルーが下手に立てかけたベース…プレベらしきヘッドだった。演奏で使われなかったが、もう気になって仕方なかった。
“ザ・プロデューサーズ”というバンドを結成し、トレヴァー・ホーンが8月に来日する。来月にはアルバムをリリースする予定もあるとのこと。見逃せない。