“It's Comin' Home, It's Comin' Home, It's Comin' Football’s Comin' Home !!”ケインのハットだ!! でも失点はいらなかった。次も決めてくれ!! ジュールリメを獲った’66大会から30年の節目の年に母国開催となったユーロ’96を思い出す。スコットランド戦でガスコインがスーパー・ゴールを決めた大会だ。サポーターの記憶に残る準決勝、現代表監督サウスゲートがPKを外しドイツに破れた。その後、シアラー、オーウェン、ベッカム、ルーニーとスター選手がいても大きな大会で結果を残せていない。世代交代ができた今大会で、そのサウスゲート率いる“スリー・ライオンズ”の活躍を期待したい。そして、ガンバレ!!“SAMURAI BLUE”
前半得点してからのメキシコは、敢えてドイツに攻めさせていた。そして観ていて、失点するようには少しも思わなかった。リーグ戦なのに、キーパーがやむなく前線まで上がって攻めないといけないくらい、強豪ドイツを追い込んだ。勝つためのゲーム支配が出来る、メキシコはまさに『試合巧者』だ!
″♪メヒコ!メヒコ!ラララ!!♪″
まるでアステカ·スタジアムでの試合のようなサポーターの応援もすばらしかった。
他国の実況放送アナウンサーが、″SAMURAI BLUEは試合巧者ですからね”なんて言ってくれるようになるのは、いったいいつになることやら。がんばれニッポン!!
もうすぐ開幕だ!!放送中のNHKアーカイブ特番でさえ見入ってしまう。
自分にとってW杯のハイライトはスペイン、メキシコ、イタリアの3大会だ。
82年スペイン大会、サンチャゴでの決勝イタリア×西ドイツは何もかも驚きだった。自国はすでに敗退しているのに、屹立したスタンドで熱狂するサポーター、国王の観戦…“サッカー”がワールド・ワイドな競技で、競技名がなく、ただ“W杯”の単語だけで=“サッカーの世界大会”と認知されているんだとあらためて痛感した。
優勝したイタリアは、バンビーノの愛称で活躍したワンダー・ボーイ“ロッシ”をはじめシレア、カブリーニと、ほぼユベントスの選手が中心で 他に思い出せるのローマのコンティくらいだ。西ドイツはルンメニゲ、リトバルスキー、そして最後に輝いたブライトナーがいた。
大会直後、イタリアで絶大な人気の英国プログレ・バンド“ジェネシス“がローマでコンサートを演った。海賊盤で聴くことが出来るが、フィル・コリンズがMCで“優勝おめでとう”って言うと大歓声と同時に大ブーイングが起こった…無理もない。優勝したイタリア代表は北部工業都市トリノの選手中心で、南部の都市ローマの人々が素直に喜べる訳がない。“岡野俊一郎さん”から教わった、“イタリアは都市国家の集まり”の実態がよくわかった。
その常連アズーリは出場してない ちょっと寂しいかな。今大会も先ずは“スリー・ライオンズ”の活躍を期待。
“SAMURAIBLUE”が得点シーン…イメージが全然わいてこない。がんばれニッポン!!