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生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

美的感覚の問題

2010年02月12日 00時34分52秒 | 美術/絵画
美的感覚の問題

千足伸行.2008.7.すぐわかる20世紀の美術:フォーヴィスムからコンセプチュアル・アートまで.東京美術.[ISBN 9784808708467][20100203読了]

方法
 種類と程度。同定。精度。感覚の閾値(感覚域・強度・感受性/度)。
 環境と作品の関係の分析=展示の仕方として記述。
 物と物体は同義語。物と構築体。対象は、物体か構築体かのどちらかに(排他的に)分類できる。

■ 再現reproduction

 produceとreproduce→精度(の種類と程度)
  色彩という側面の再現、絵画の表面構造という側面の再現、
  或る主体が或る物を再現reproduceすることで、この世に元の物体(an original thing)の複製物体(a copy)が再現するreappear。出現するものは複製物体であり、同一の物体はその組成などについても厳密に同一のものは無いから、その意味で唯一originalであるが、元との比較した意味をつけて、再現物と呼んでいる。

 抽象芸術または概念芸術も同種〔どういう意味?〕の再現的性格も持つと、アーノルド(2006: 127頁)は主張する。→ホント? 『同種の』とは、どういう意味か? 観者と訳されている原語はなんだろう?

■ 写実の問題
 何を写すのか、表現するのか。解読 decipher。
 風景画においては、写される元となった或る自然における景色が美しいから、その絵画も美しいのか? →写実的で真に迫るほど、その絵画は価値がある?(元の風景が美しいから?) 
 人物画においては、その人の表情や姿勢によって、その人の性格や感情を表わす?

  絵画→[或る照射光パターンのもとで](見る)→視覚像の形成→

 絵画→(見る=視覚像の形成。しかし同時にその視覚像によってたとえば、その絵画に描かれたものは美しくなくとも、その絵画に描かれたような人を(実在するものとして)想起するかもしれないし、)
 脳内の像を鑑賞している。再度>>>