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生命哲学/生物哲学/生活哲学ブログ

《生命/生物、生活》を、システム的かつ体系的に、分析し総合し統合する。射程域:哲学、美術音楽詩、政治経済社会、秘教

美術修行2010年9月12日(日)

2010年09月26日 23時09分12秒 | 美術/絵画
2010年9月26日-1
美術修行2010年9月12日(日)

 2010年9月12日(日)。桑久保徹 海の話し 画家の話し/トーキョーワンダーサイト渋谷/入場無料。
 渋谷駅で降りて歩き、iPhoneの地図で美術館を検索すると、すぐ近くにトーキョーワンダーサイトがあった。喫茶店らしいところを入ると、店員さんがこちらですと教えてくれたが、今日は休みらしいと言う。確かにやっている雰囲気がなかったが、行くとやってい(るようだっ)た。

 どこがよいのか、わからなかった。ちらしに、
  「軽やかで現代的な感性で独自の世界を描き続け」ているところが、評価されているらしい。
 SPACE Cには、200号横の大きさのカンヴァスの絵が5つ。要素の基調は、油絵具を厚く筆で置いたような、ゴッホ的な筆跡のもの。したがって、緻密ではない。色数はやや多く、それなりに汚い色が目立って並ぶ。水平線のある構図。具象度は0.7-0.9。
 国立新美術館〔museumではなく、展示館exhibition hall〕でのアーティストファイルで見た一人だと思ったが、やはりそうだった。そこで見たのはもっと大きいカンヴァスだったと思う。

 どこがよいのか、あるいはどう見ればよいのか、を受付の人に尋ねてみると、別部屋の学芸員さんのところへ行ってくれたが、この展示の担当者ではないので、とのこと。残念。

 参考のために、『海の話し 画家の話し』という文庫本大の本を、喫茶店で買った。実作と照合できるので、貴重である。
 後半部分は、絵画論とか題してあって、100号カンヴァスをかついで誰かに買ってもらえないかといった話が展開していくのだが、これは小説なのだろう。本当に実験したとしたら、それ自体が快挙。そしてもっとデータを提示してくれれば、参考になったと思う。
 

[K]
桑久保徹.2002.3.海の話し 画家の話し.[vi+]106pp.Gallery穴(相模原市).[y1,050]