有給休暇を自由に取らせろ！2015年3月分

みなさんへ
2015月3月に、ＮＰＯ法人労働相談センターと東部労組に寄せられた「有給休暇」関連相談メールから抜粋し、以下の事例を紹介します。

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「有給休暇」関連相談事例から(2015月3月分)
ＮＰＯ法人労働相談センター
全国一般東京東部労組
2015年5月18日

１、 我が社のパートは何年勤めても有給休暇が無い。社員に聞くと、「社員は誰も有給休暇を使っていない」とのこと。社員は「うちはブラック企業だから」とも言っている。確かに、売り上げが目標に達しないと社員が自腹で商品を買わされている。

２、 上司から「仕事が無い日は『有給休暇の前借り』として休む事になっている」と言われ強制的に有給休暇の前借りとして休まされた。退職した後、「前借り分を欠勤として清算したら20万円分ある。返せ」と返還請求がきた。返す義務があるか。（＊労働相談センター回答趣旨。有給休暇は労働者の自由意思の下で取得されるのが原則ですから、有給休暇の「前借り」の強制は労基法上では禁止されています。労基署への申告やユニオンに加入して会社と交渉する道をお勧めします。）

３、 JR東日本関連会社に派遣され、3年満了後、別の部署への派遣を紹介されたが、どうしても仕事が合わず退職が決まり、残っていた有給休暇を使用したいと申し入れたら、派遣会社から「こんな辞め方をしておいて有給休暇を付けられる訳がない」と言われた。

４、 病院。パートには有給休暇がない。正社員も入社時の面接で、「有給休暇は月1日で、日にちはこちらで指定します」と言われている。しかも、指定される月1日のその日はすべて土曜などの半日勤務の日なので、その日の有給休暇も実際は半日しか使用していない事になる。労基法に違反していると思うが、労働組合もなく困っている。

５、 介護施設勤務。産休に入る前、労基署と相談して会社に、「10年勤めて1日も有給休暇を使っていなかったので一週間早めに有給休暇を使って産休に入りたい」とお願いしたら、「労基署に相談するような人とは思わなかった。これからはそういう人として接していく」と言われた。

６、 大手塾講師。どんなに夜遅くまで働いても残業代なし、賞与なし、まともな休憩時間もない。就業規則も見た事もない。講師には理不尽な理由による一方的降格や賃金カットや解雇通告を平気でしてくる。取締役の高圧的パワハラ的物言いに心的負担が高まりついに病気となる。

７、 アルバイトも6ヵ月勤務すれば有給休暇を使えるのか。

８、 薬局でパート。勤続5年で、その間時給は一円も上がらず残業代も出さない会社。何週間も前からお休みすると伝えてある日に、わざわざシフトを入れ、しかも欠勤届けを提出させ、その日を有給休暇使用とさせる会社。その上「欠勤が多い人は次回の更新はしない」と通達がきた。

９、 退職で残っている31日間の有給休暇消化をしたいと申し入れたら、会社は公休日まで数に入れて有給休暇を使った事にする計算をしてきた。

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