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全国一般東京東部労働組合の記録

HTS支部 第40回団体交渉

2015年05月14日 11時58分01秒 | 添乗員・旅行業界

5月13日、東部労組HTS支部と阪急トラベルサポートとの第40回団体交渉が渋谷の会議室で行われました。
組合からはHTS支部江口副委員長、大島組合員、庄野組合員、原口組合員、本部菅野委員長が出席。会社からは稲尾取締役、石丸東京支店長、伊藤隆史弁護士はじめ5名が出席しました。

■成果かちとる!
添乗員がお客からクレームを受け、その内容につき会社が添乗員を呼び出して聞き取り調査する際、従来は会社までの交通費とその時間分の賃金は支払われていませんでした。これにつき、組合は団体交渉で問題提起。「業務上の必要から会社として添乗員を呼び出す以上、賃金・交通費を支払うべきだ」と要求しました。
会社は「呼び出しが業務命令であれば賃金支払いを検討する」、また、「交通費はすぐにでも支払うようにする。過去、支払っていなかった分についても申請に基づき支払う」と約束しました。
組合の要求でかちとった成果です!

■旧日当制における不払い残業代は「ゼロ」?!
昨年10月の団体交渉において、組合は江口副委員長の2012年9月就労分からの不払い残業代を請求。最高裁判決・判断によって支持された東京高裁判決で示された判断基準に基づき計算して支払うよう請求書をもって会社に求めました。これにつき、会社は「中間的な回答」としながらも「不払い残業代は存在しない」と回答しました。その「理由」は、伊藤弁護士によれば「当時の日当には4時間分の残業代が含まれていた。平均するとその時間(4時間)分で足りている」との趣旨のようでしたが、判然とするものではありませんでした。
組合が求めているのは、日当制下における8時間を超える労働時間部分についての不払い残業代です。それが「ゼロ」というのは納得できるものではありません。組合は改めて支払いを要求、会社は6月12日に最終回答をすることとなりました。

■時給制を撤回せよ!
昨年10月から運用されている時給制につき、組合は改めてその撤回を求めましたが、会社は、時給制の運用を続ける旨回答しました。組合は「会社があくまでも時給制の運用を続けるのであれば次の措置を検討せざるを得ない」旨を表明しました。

その他、組合からは、以下の点につき会社に要求しました。
・連絡事項伝達等のため、添乗員を集めて会社が行っている10分間の「昼礼」につき、その時間分の賃金が支払われていないので改善すること
・添乗員が在宅中に行う対客電話につき、労働時間として算入すること
・アサイン(仕事の割り振り)に片寄りがあってはならない。公平にアサインせよ

 

 

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1 コメント

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対客電話 (派遣TC)
2015-05-26 13:44:32
HTSの皆様 大変ご苦労さまでございます。
いつも 影ながら応援しております。

対客電話の持ち帰り分労働に関して
皆様と同意見です。 今回のツアーで10件分持ち帰り、そのうち1件はなんと約1時間のやり取り。
他も平均 15~20分は掛かってしまいました。
頑張って下さい。 
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