写真=団体交渉で安全優先の経営を要求する全溶支部組合員(2015年9月7日)
10/9 東部労組全溶支部ストライキ抗議アピール行動に支援結集を!!
9/17~18 第5波・第6波ストライキを実施!
全溶の経営者は安全優先の経営をおこなえ!
JRや私鉄各社のレール溶接を手がける株式会社全溶(本社:東京都練馬区)の労働者でつくる全国一般東京東部労組全溶支部は10月9日(金)午後2時、ストライキ抗議アピール行動を全溶本社前で行います。みなさんのよってたかっての結集をお願いします!
同支部が要求しているのは、4年前に沼田社長が就任して以降、溶接資格手当などがカットされたことや溶接口数に応じた作業員数が削減されたことなどの復元です。会社側がゼロ回答を続けているため、今年7月から同8月にかけて計4波のストライキを行いました。
そして9月7日の団体交渉で組合側があらためて手当の復元などを求めましたが、またも会社の回答はゼロでした。前回の団交で組合側が指摘した不払い残業代問題についても、法律に違反していた部分があると認めていながら、就業規則や労使慣行で定まっている「みなし勤務」などの労働条件を過去にさかのぼって引き下げたうえで計算し、「過払いがある人もいる」などと居直りました。組合員からは「会社自身が作ったルールも守らないのか」と怒りの声が相次ぎました。
組合側は団交の場で、会社の人員削減や会社の不誠実な対応によって労働争議を招いた結果として、レール溶接の品質劣化につながっていることを指摘し、「安全を犠牲にするのか」と現物のレールを手に訴えました。しかし、沼田社長は聞く耳を持たずに一方的に席を立ちました。安全よりも利益を優先するとんでもない姿勢と言わざるをえません。
また、東京レールセンター営業所(江東区)の組合員が団交に出席するために有給休暇を取得しようとしたことに対し、会社は不当な時季変更権を行使して妨害しています。これについて亀戸労働基準監督署は9月2日、組合員の申告に基づき会社に是正勧告を交付しました。それでも会社はいっこうに改善する態度を見せていません。
こうした会社の不当な対応を受けて、同支部は9月17日夜から同18日朝まで本社所属の組合員が第5波ストライキを実施。さらに同18日朝から夕方までレールセンター所属の組合員が第6波ストライキを実施しています。
来たる10月9日、同支部はストライキに突入したうえで、経営者に怒りの抗議アピール行動を本社前で実施します。労働者の生活と権利を守るため、一丸となって抗議の声をたたきつけましょう!みなさんの支援結集を心より呼びかけます。
【東部労組全溶支部ストライキ抗議アピール行動】
■日時:2015年10月9日(金)午後2時~
■場所:株式会社全溶(東京都練馬区東大泉2-11-6)
※ 西武池袋線「大泉学園」駅北口から都道45号を歩いて15~20分
※ 午後1時40分に西武池袋線「大泉学園」駅の改札(1つしかありません)に集合してもらえば、そこに東部労組の腕章をした全溶支部の組合員がいますので、現場まで案内させていただきます。
■連絡先:全国一般東京東部労組(担当:須田光照)
電話 03-3604-5983
メール info@toburoso.org