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【速報】10/9 東部労組全溶支部ストライキ本社前抗議アピール行動を敢行!!

2015年10月09日 20時53分27秒 | レール溶接・全溶

写真=全溶本社に怒りの声をあげる東部労組全溶支部組合員と支援の仲間(2015年10月9日)

【速報】10/9 東部労組全溶支部ストライキ本社前抗議アピール行動を敢行!!

JRや私鉄各社のレール溶接を手がける株式会社全溶(本社:東京都練馬区)の労働者でつくる全国一般東京東部労組全溶支部は10月9日、朝からストライキに突入し、本社前抗議アピール行動を敢行しました。本社前行動には東部労組各支部や友好労組など約140人の仲間が集まりました。

同支部組合員は9日午前8時から同日午後4時半までの第9波ストライキを打つとともに、同日午後2時から本社前行動に立ち上がりました。本社には作業員の大半がストライキに入ったため、作業用トラックが留め置かれました。会社側は本社建物の回りをカラーコーンとロープを張り巡らしてバリケードを構築し、「立入禁止」と書かれた札を取り付けました。ドアはカギを閉め、2階の窓からは監視カメラを据え付けました。これに対して組合員と支援者の怒りは爆発しました。「この本社ビルを建てたのは自分たち作業員が寝ずに働いたおかげではないか」。バリケードは次々と破られ、ドアの前に立ちはだかっている会社役員に詰め寄りました。

「賃金カットをやめろ!」「作業人員をもとに戻せ!」などのシュプレヒコールが繰り返され、「社長は俺たちの声を聞け!」「安全優先の経営を行え!」などと書かれた横断幕が掲げられました。東部労組の須田書記長が今年7月から今日まで計9波のストライキ闘争を連続的に打ってきた闘いの経過を報告すると、参加者からは全溶支部組合員への拍手が送られました。また、当日の朝日新聞がカラー写真付きで全溶支部のストライキを報じたことにふれ、「反社会的な経営への批判が高まっている。労働者は抑圧がある限り必ずストライキで立ち上がる」と話しました。

このあと同支部の中田委員長をはじめ組合員一人ひとりがマイクを握りました。「会社の人員削減や社長の不誠実なゼロ回答のせいでレール溶接の品質が劣化している。このままでは列車運行や乗客の安全にも影響が出かねない」「何十年も働いてきた自分たちに『立入禁止』とは何事だ」「夜昼夜昼の連続勤務で役員が寝ているときもずっと働いている。作業員の安全をどう考えているのか」「会社が赤字になったのなら、まず役員報酬を減らすべきだ」「自分は手当がカットされたとき噂で初めて知った。まず労働者に相談するのが当たり前だろう」「沼田社長が就任してから重大事故が立て続けに起きている。利益よりも安全を優先しろ」

組合員の切実で真剣な声が続きました。しかし、会社役員は何も答えず黙ったままで、労働者の目も見ようとしません。これには参加者全員が「沼田社長を出せ!」の大合唱。中田支部委員長が「われわれの我慢は限界である。労働者を馬鹿にするのもいい加減にしろ。われわれは奴隷ではない、人間だ」と宣言し、ただちに団体交渉を開くよう申し入れる書面を読み上げて会社役員に手渡しました。ところが、その役員は本社内にいる社長や弁護士も含めて従来の団交出席者がいるにもかかわらず、「今日は団交メンバーがそろっていません」などと平然とウソを言って延期を回答しました。「社長を呼んでこい」「ドアを開けろ」「話し合え」という怒りの声が飛びましたが、それでも社長は出てきません。居並ぶ役員にこの場で団交をやろうと持ちかけても、あいかわらず黙ったままです。

同支部組合員と支援の仲間はストライキ終了時刻の午後4時半まで徹底的な糾弾を会社に対して行いました。丸田支部副委員長の「俺たちはあきらめない。これからも勝利まで闘い抜く」という力強い決意表明のもと、団結ガンバローで行動を締めくくりました。

行動に支援参加してくれた国労、東京清掃、東水労、全日建、全労協、東京全労協、東京労組、昭和シェル労組、首都圏青年ユニオン、練馬全労協、練馬地域ユニオン、ユニオンお互いさまなど多くの皆さん、本当にありがとうございました!これからも東部労組全溶支部の闘いへのよってたかってのご支援を心よりお願い申し上げます!

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1 コメント

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激励 (なかまユニオン小松病院分会)
2015-10-14 21:31:54
東京東部労組全溶支部の皆さんへ
 会社にどんな事情があるにせよ、労働者にことわりもなしに一方的に賃金カットをすることは許されません。鉄道のレールを溶接する業務内容からいっても、安全無視の人員削減は許されません。
 また、団体交渉申し入れに対して会社が応じないことは許されません。
 会社が団体交渉に応じ、問題の解決が行われるよう、私たちも応援しています。
 なかまユニオン小松病院分会 分会員一同
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