表・厚生労働省発表 有給休暇取得率2011/10/20
(平成23年就労条件総合調査 第5表 労働者1人平均年次有給休暇の取得状況より)
有給休暇を
自由にとらせろ!
2011年7月に、NPO法人労働相談センターと東京東部労組に寄せられた「有給休暇」関連の労働相談事例を紹介します。
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「有給休暇・休日・休憩」関連労働相談(2011年7月分)事例
NPO法人労働相談センター
全国一般東京東部労働組合
2011年10月24日
1、スクールの事務員。女性。今年の4月に入社してから今日まで週一日の休みもなく無休で働かされている。給与は10万円。厚生年金、雇用保険は自己負担。勿論有給休暇などくれません。
2、会社の慣例「管理職は有給休暇は取れない」はおかしい!管理職には残業代もでない上、有給休暇も使えない。違法ではないか。
3、有給休暇で忌引き休暇2日休んだら、翌月のシフトから公休が2日減っていた。
4、休日出勤が多く、その分代休が与えられるが、仕事が忙しくて代休は使えないから残った代休は増え続ける。有給休暇を申請しても代休を先に消化しろと言われ、結局有給休暇は毎年全部捨てている。
5、派遣労働者。派遣先から「派遣は有給休暇は使えない」と言われた。
6、会社が、最近フレックス・裁量労働制を導入した。とたんに会社側による社員の有給休暇取得に対する干渉がひどくなり、実際は自由に取れなくなった。
7、印刷。社長がセクハラしてくる。6年間1円の昇給がない。有給休暇もくれない。
8、在宅介護のヘルパー。体を壊して退職届を出した。退職前に有給休暇を全部消化したいが、会社が認めてくれない。
9、訪問介護ステーション。看護士。とにかく忙しくて休みがとれない。スタッフの中には働き続けて結核になった人もいる。
10、有給休暇を取ったら、月の公休日を1日増やされ仕事日が減ったので賃金は減ってしまった。
11、有給休暇で4連休とったとたんに職場での人間関係が悪化し、うつ病になった。
12、警備員。有給休暇を申請しても「代わりがいない」と中々取らしてくれない。
13、グループホーム。人数が足りず、休憩も休日もまともに取れない。まして有給休暇は絶対にとれない。
14、退職を決めたので有給休暇の消化を申請したが、会社は「時季変更権」で使用を断ってきた。退職した後には「変更できる時季」などないのに。
15、フルタイムのパート。8時間残業をすると1日有給休暇を取らされる。残業代はもらえず、有給休暇も無くなる。
16、パート。勤続23年。有給休暇がない。
17、派遣。派遣元が一方的に「基本給に残業代15時間含む」と変更してきた。これからは15時間の残業代は出さないということ。派遣先で休日出勤して代休をもらったが、派遣元は「代休にはならない。15時間プラス8時間の場合に代休は認める」と言う。
18、パート。3年1ヵ月勤続、有給休暇を一度も取っていない。会社と有給休暇を巡って色々ともめたら会社が「有給休暇を買い上げて何とかする」と約束し、全従業員に金一封「大入り袋(5千円)」が配られた。これでお終いとされそう。
19、新婚旅行で2週間の有給休暇を申請した。支社の上司は認めてくれたが、休暇予定の寸前になって本社の人事部長からクレームが入り、「2週間もとるのは非常識。とるのであれば会社を辞めろ」と言われた。
20、社員。退職日までの有給休暇消化を認めてくれない。
21、社員。会社に有給休暇10日分を勝手に買い取りされた。有給休暇を自由に使いたいのに使わせてくれない。
22、介護。シフト制。今までは公休日の本人希望が認められていたのであまり不自由はなかったのに、管理職が代わり、公休日希望が中止された。有給休暇もダメだという。子供の入学式にも行けなくなった。管理職に不満を述べたら「辞めてもらって結構」と言われ退職する事になった。
23、居酒屋。人不足でまともに休みが取れない。休みは月1日あるかどうか。疲れきっている。死にたいとうつ病のようになった。せめて週1日は休みたい。なんとかしたい。
24、10日後の退職が決まった。有給休暇が20日以上残っている。消化は諦めるが会社は残った有給休暇の買い取りはしてくれそうもない。
25、派遣。正社員は昼食休みを取っているのに派遣社員だけは机上で弁当を食べながら仕事をしている。机を離れられない。有給休暇もくれない。
26、有給休暇の残日数が無くなっている。会社に聞いたら「電車遅延や忌引き休日」に勝手に充てたと言う。こんなことが許されるのか。
27、有給休暇は、「今年発生したものから使用しろ」と言われた。これでは前年度の残った繰り越し分は、まず使えなく無駄になってしまう。
28、観光バスの乗務員。忙しくで会社から「休日を1日貸してくれ」と言われ休日が買い上げられた形になっているが、固定月給制なので手取り額は変わらない。これではただ働きだ。
29、社会福祉法人。退職する職員はみんな10日以上有給休暇を捨てている。
30、接客業のアルバイト。一方的、急遽のシフト変更が多い。7連勤もある。
31、社員。有給休暇が無い。
32、パソコン教室雇われ店長。売上が上がらないと残業代がでない。有給休暇も取りづらい。
関汽交通労組はハラスメントに対応しろ!
● 自分はいったい、どんな悪いことをしたのだろう・・・
● 仕事がうまくこなせず叱られてばかり、自分はダメな人間だと思ってしまう
● なぜ上司はあんなに酷いことを平気でするのだろう?
もしあなたがこんな感じで、職場の人間関係で辛くなってしまっているとしたら、それはモラル・ハラスメントが原因かもしれません。
職場のモラル・ハラスメントとは、静かに・じわじわと・陰湿に行われる精神的ないじめ・嫌がらせです。大人げない態度や、きつい言い方であっても、一見、指導などの形態でなされるモラル・ハラスメント。 周囲はもちろん、言われている本人も、それが 「ハラスメント」とは気づかず、その本人自身が 悪いと感じていることがほとんどです。
あなたは、職場で下記のような言動で苦しんでいませんか?
言葉の例
●人格・能力を否定する言葉を使う
(例:「生きている価値がない」「何をやってもダメなヤツだ!」)
●コンプレックスを持っている弱点・欠点をあげつらう
(例:「デブ」、「ハゲ」、「メタボ」)
●聞こえよがしに嫌味を言う
(例:「自分の仕事もできないのに、人の世話を焼いているヤツがいるよ」)
●家族を非難する
(例:「おまえの親なら、どうせろくでなしだろう」)
●退職を促す
(例:「イヤだったら、いつでも辞めていいぞ」「まだ会社にいる気か?」)
態度の例
●罵声をあびせる
●あいさつや会話をしない(無視)
●肩を突く、胸ぐらをつかむ
●目の前でヒソヒソ話をする
●舌打ち・鼻を鳴らす
●執拗な注意・叱責をする
●悪い噂を流す
●仕事を取り上げる、新しい仕事を与えない
●不正行為を強要する