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全国一般東京東部労働組合の記録

東陽ガス支部が加藤弁護士招いて学習会

2010年12月09日 09時00分00秒 | 労働組合

(加藤弁護士の講演に聴き入る組合員)

-「経営モラルの欠如」-
加藤弁護士が東陽ガスの問題点をズバリ指摘

「借金漬け労働」をなくすため立ち上がった東部労組東陽ガス支部。12月6日、支部はこの間相談をさせていただき、11月18日の記者会見にも同席していただいた加藤晋介弁護士を講師に学習会を行いました。
12月13日に開催される第2回団体交渉を前に、東陽ガスにおける労働の実態、「借金漬け労働」のメカニズムを法的な見地に基づいて加藤弁護士から説明を受けました。

加藤弁護士は、まず、東陽ガスが本来は会社が負担すべきガソリン代や車のリース代などの経費を労働者に負担させていることについて、「経営リスクの回避・労働者への転嫁」であると断じました。そしてその結果、本来会社が強く関心を持つはずの「設備」や「経費」コストに対する関心が東陽ガスにおいてはまったくといっていいほど感じられず、それは「経営モラルの欠如」である、と加藤弁護士は分析したのです。

そしてその「経営モラルの欠如」の最たるものが、目的があいまいな「管理費」の徴収であり、それをやめさせること、また、返還を求めるという組合の要求には正当性がある、と訴えました。
また、年利6%で会社が労働者にお金を貸し付けること、退職の場合はそれを一括して返済しなければならないことから、労働者が「縛り付けられる」ことは、まさに前時代的な労働である、と怒りを込めながら話されました。

そして、このような労働の実態については、労働基準法違反の疑いが強く、会社の対応によっては監督署への申告も考えるべき、と提起されました。

講演を受け、東陽ガス支部組合員は、自分たちの置かれている状況について、改めてその問題点を認識しました。そして、「借金漬け労働」撤廃の決意を新たにしたのです。

東陽ガスは「借金漬け労働」をただちに撤廃せよ!

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