すかいらーくはなぜ過労死を次々と繰り返すのか!?
「サクっと帰るな!」で月の残業は150時間
「別にコメントはない」労組は過労死を放置状態
現在発売中の『週刊東洋経済』10月25日号で、私たち全国一般東京東部労組が遺族を支援している、すかいらーくの過労死問題について掲載されました。ぜひご覧ください。
記事は「『家族崩壊』考え直しませんか?ニッポンの働き方」という大型特集の中の「人員削減、長時間労働の末…史上最悪『過労死』の最前線」というもの。ジャーナリストの安田浩一さんが取材・執筆しました。
「その日、職場へ向かった息子の表情に、疲労の暗い影が差していたことを母親は覚えている。いつもどおり、祈るような気持ちで見送った。その祈りが通じなかった悔しさで、母親は今でも体の震えが止まらない」
記事の出だしはこう始まっています。すかいらーくで契約店長を務めていた前沢隆之さん(享年32)を過労死で亡くした母親の笑美子さんのことです。笑美子さんは記事の中で「立場の弱い契約社員の店長に、死を招くような長時間労働を強いていた会社の責任はどうなるのか」とコメントしています。
記事では、4年前に同じすかいらーくで正社員の店長を務めていた中島富雄さん(享年48)が過労死で亡くなった事件についても触れています。「サービス残業の不当を訴えても『嫌なら辞めろ』と突き放された。疲れているので早めに帰宅しても『サクッと帰るんじゃない』と電話で怒鳴られ、勤務に戻ることもあった」と、中島さんの過酷な労働実態を伝えています。
また、同誌はすかいらーくで過労死が続発する背景に企業内労組(UIゼンセン同盟すかいらーくグループ労連)の問題があることも次のように指摘しています。
「すかいらーくグループ労連は本誌の取材に対しても『別にコメントすることはない。過労死があったかどうかも、わからない』と、信じられないような対応を見せた。これでは労組の存在意義などない。ちなみに昨年亡くなった前沢さんの遺族に『労災申請しても通らないと思いますよ』と、わざわざ"忠告"してきたのは、同労連の幹部だったという」
前沢さんの過労死問題をめぐる会社側との交渉は現在も続いています。二度とすかいらーくから過労死を出さないための対応を求めていきます。みなさんの支援をよろしくお願いします。
結局は病院も一般の会社と同じく利益優先で人員削減(人件費削減)という事であろうか。世間ではだいぶ昔から医師や看護師が足りていないと騒いでいるが未だに改善されている様子はない。人の命を救う仕事に就きながら自分の命を削り落としてしまうという悲しい現実を、そしてまだ24歳の若さで亡くなってしまった看護師さんの無念さや悔しさ、御家族の悲痛な思いを病院は、国は、どう受け止めどう解決していくのでしょうか。
すかいらーく過労死問題も同様です。家族団らんの場を提供するファミリーレストランで仕事をする為には、自分の命を削り自分の家族との団らんを犠牲にしなければならいのでしょうか?
過労死は自己責任ではありませんし単なる事故死でも病死でもありません。殺人罪と同等の重みがあると私は思います。死に至らずとも、鬱病になったり社会復帰できない体になったりと追い込まれている人達はたくさんいます。
業種を問わず過労に悩み苦しんでいる方やその家族の方々は、泣き寝入りせずに声を上げてください。私たち労働者は死を覚悟し戦場に出された兵士ではありません。
食事するのが嫌になりました。
料理の写真や現物見ると過労に苦しむ方々の吐血が料理にぶちまけられてる幻覚が見えるようになってしまって。。。
どんなに空腹でも他に店が無くてもすかいらーくGの店で食べるぐらいなら空腹我慢を選択。
完全に拒絶反応起こしてます。
同GのCMも何か白けた目で見てしまう。
現場のスタッフの方々には申し訳ないですが。
同じ理由でスーツ買う際もコナカは最初から選択肢にありません。
実際問題、すかいらーくGだけの話じゃないんですよね。
時間通りあがらしてくれない
チラシは長時間だか働いてみると 短い
店長が若すぎる
不当労働では
だれに言えばいいですか?店長では話しにならない
過労死の社員を出し訴訟問題となり、「名ばかり管理職」・「サービス残業」が社会問題となっても何もかわらない「すかいらーく」。
相変わらず主人の過酷労働は続いています。年末に1日休みがあっただけで、今日現在休みはなく、また、突然異動を命じられ、しかも1週間後に異動しなければならず、ようやく来週1日休みをとれるところまで来たのに、一週間以内に営業と各種報告、引継ぎ、1か月分のタイムスケジュールの作成をしなければならず、休みどころか、当然、サービス残業も続いてゆきます。本当に死にそうです。家族もそんな主人をみているのがつらくてつらくて、気が狂いそうです。どうしてこんなことがこの現代社会で許されるのでしょうか?どうしてこんな会社を野放しにしておけるのでしょうか??主人が過労死をしていく有様を黙って指を加えて見ていろというのでしょうか?20年間近く、まじめに、会社のために一生懸命仕事をしてきたのに、感謝されこそすれ、こんな仕打ちをうける道理はないはずです。店でがんばっている社員がいなければ、幹部の、労組の人たちの対価は生まれないということをわかっていないのでしょうか?社員は会社の奴隷ではありません!!!!!!
私は一昨年まで、名古屋に本社に置く外食チェーン店の一社員として勤務しました。中島さんや前沢さんのお話を聞くたび、過酷な労働条件でサービス残業は当たり前。異常な状態を放置してきた会社側の社会的代償は支払わないといけません。上司である店長のパワハラは日常茶飯事で、店長の上司にあたる地区マネージャーに相談しても一蹴されるのが当然のごとくある異常な職場です。
そんな異常な職場に勤務した私は、異常なカルチャーに染まり、異常が異常でなくなるという状態に変わります。例えば、不規則・長時間拘束労働による、睡眠不足は、思考の低下や些細な物事で癇癪を起こし、目つきも血走る形相に変わります。経営者の企業理念は形骸化し、経営者が間違った目標でも疑いなく、それにまい進する結果を仕組まれています。
外食産業の社員の成長は決まった時間の労働と休日の確保が必須条件ですが、それができないのは店長や社員の努力不足ではなく、会社側の怠慢と傲慢がその問題を放置してきたと私は感じました。
外食産業は他の産業よりも古株と新規組の二極化が極端出ている産業である。その原因はチェーンストア原理の近隣に自分たちの店を構えて店舗を新規オープンする。更に数ヵ月後にも新規店舗を作って、顧客の利便性を向上することが経営陣が狙っていた戦略であった。
しかし、この戦略の致命的な欠陥があるとしたら
①働く社員の休暇をどのように確保するのか
②新卒・中途採用社員の採用数確保はどれぐらい必 要か。
③正社員だと敷居が高いので時間帯労働者の準社員 化で店舗固定・地域限定で仕事をする
④離職率をいかに食い止めるのか。
まだまだ改善することはたくさんあるが、大きく分類すると外食産業の戦略ミスは働く社員を会社の財産であるのではなく、消耗品の使い捨ての論理が平然と黙認されています。会社が定める労働規定も経営者側に有利な規定があって、労働者が労働組合を結成できないのも該当します。
労使一体化の企業は、会社が間違った方針をしても意義反論なしが経営者の暴走を加速させるだけであって、社員の過労死は「あいつは弱いから死んだ」という人間関係の疎遠と孤立を起こす恐ろしいことです。すかいらーくは中島さんと前沢さんの過労死を本人の問題として片付けてしまいますが、会社としては存続する意味や理由がない企業に堕落しました。
すかいらーくの中島さんや前澤さんの上司は罰則はないだろう。あっても始末書か減給だけで済むだろう。遺族にとっては悔しい結末ですが、会社は遺族に謝罪はしない。それがサービス業の社員の社会的立場がいかに低いか物語っている。
すかいらーくは社会から見放されるのも時間の問題だ。