第２回コナカ「名ばかり店長」裁判の報告

写真＝裁判前のビラまきを行ったコナカ支部と東部労組の仲間

コナカ「名ばかり店長」裁判で会社側が事実と反する主張
店長のみなさん、かつての過酷な労働を告発してください！

私たち全国一般東京東部労組コナカ支部の組合員で、コナカで働いている現役店長２人が未払い残業代を請求している「名ばかり店長」裁判の第２回公判が２月３日、横浜地裁で開かれました。

組合側は棗さんと小川さんの両弁護士とともにコナカ支部の松田委員長と高橋書記長を先頭に他支部からの応援を含めて１０人が参加しました。

公判の前には前回と同様に裁判所周辺で「紳士服のコナカは『名ばかり管理職』を是正してください！」と題するビラを通行人に配りました。ビラを受け取った一般市民２人が公判の傍聴に来てくれました。

会社側は前回はだれ１人法廷に姿を現さないという不誠実な態度でしたが、今回は弁護士３人とともに鈴江人事部長代理と土屋総務部長代理が出席していました。

今回の裁判では会社側が初めて労働時間の「認否」をしてきました。裁判に先立って２店長が昨年４月に申し立てていた労働審判では、会社側は２店長が提出した労働時間が「正確ではない」というのみで認否すら拒否し続けていました。そうした経緯から考えると一歩前進といえます。

しかし、会社が出してきた認否の内容をみると事実と大きく食い違う点があります。２店長の始業時間を遅く、終業時間を早く見積もっています。２店長がとっていた休憩時間についても所定の８５分を大きく上回ると主張しています。

つまりコナカの店長はこれまで長時間労働をやっていないと言っているのです。これが多くの店長の実感からかけ離れているのは明らかではないでしょうか。朝は８時３０分までに出社せよ、と命令していたのは会社側です。休憩も取らずに夜遅くまで予算達成に向けて長時間労働とサービス残業を強いられていたのは店長側です。

私たちコナカ支部と弁護団は今後の公判で会社側の主張に反論していきます。２店長のほかの店長もかつての過酷な労働実態をブログで告発してください。すべての店長・社員の力で裁判に勝利しましょう。

次回の第３回公判は４月１４日（火）午後１時半から横浜地裁５０２号法廷で開かれます。多くのみなさんの応援をお願いします。