本日も褚遂良の楷書を臨書してみました。
下の文字は何という文字なのでしょうか?
調べてみると、
音読みで『コ』
訓読みでは『ひろ-い』『したが-う』『つきそ-う』
対応する英語は『follow』
主君のお供をする/はびこる/のさばる。
『跋扈』(ばっこ)
元々は魚が跳ねて竹かごの中から飛び出すことだったそうですが、それが転じて、『ほしいままに振る舞うこと』となったそうです。
悪人が跋扈するとか、盗賊が跋扈するとか、そんな使い方は知っていました。
『扈従』(こしょう)(こじゅう)
貴人に付き添うこと。またはその人。
織田信長のそばにいた森蘭丸は日本で一番有名な『小姓』でしょう。
小姓は戦国時代、平時には主君の秘書として活躍し、戦時には主君の盾となって働き、将来を期待された若者が就く役どころだったようです。
豊臣秀吉の小姓を経験した前田利家や石田三成、上杉景勝の小姓を経験した直江兼続など、有名な武将はいますが、小姓が小姓のまま、主君の盾となって壮絶な最期を遂げた森蘭丸の印象はとても強いですね。
時代劇で『小姓』と言う言葉と漢字を知ってはいましたが、元々は『扈従』だったんですね。
知らなかったなぁ~
さて、今日は土曜日!
12時からお教室始まります。
千字文を先行して書き始めていらっしゃる方も多くなってきました。
また『一日千字文大会』には出席できない方も、普段のお稽古の中で千字文をやっていらっしゃいます。
それぞれにそれぞれの千字文、といったところでしょうか。
書技上達には、千字文がとても有効です。
地位以上の方で、まだ千字文未経験の方には、是非チャンスしてみていただきたいです。