千字文が作られて以来、多くの書家達が千字文を手本として稽古を積み重ね継続してきた事に対するリスペクトと、高橋先生と横川先生への感謝の気持ちを和翠塾の『一日千字文大会』に込めているからです
ご参加いただける塾生の皆様に感謝いたします
多くの書家が書聖王羲之の書風に近いとされた千字文を臨書し、そこからオリジナルな書体や書風を創り上げてきました
その長き歴史の中に身を置く体験に深い意義があります
和翠塾、翠苑塾が千字文のお手本としている小野鵞堂先生の千字文も同様ですし、高橋先生の書体や書風もそこから創り出されたものです
『鵞堂千字文』を臨書する意義は、高橋先生の臨書の原点を追体験することで、日頃お稽古している高橋先生の書体と書風へのより深い考察に繋げる事にあります
高橋先生が『鵞堂千字文』や多くの古典からオリジナルな書体と書風を創り上げたように、私もオリジナルな書体と書風を創り上げている最中です
この挑戦は生涯続くのでしょうが、ひとつの目標として『悠翠千字文』を創ることを目指しています
まだ達成率は5%ぐらいですが(^_^;)
新しい書体と書風を創る心意気の種が、塾生諸君の中に生まれる事を期待しています
『一日千字文大会』に参加する塾生ひとりひとりに、書聖王羲之だけでなく唐の四大家や日本の三筆や三蹟、そして小野鵞堂や高橋先生、横川先生からの祝福があることを願っています
令和の千字文は無理しない千字文
千字文を楽しみましょう