少し大袈裟な表現ですが、千字文にはそんな魅力があります
ご参加なさった塾生の皆さんの求める姿勢に敬服いたします
お疲れ様でした!
私も千字文書きました
臨書ではなく『倣書』です
鵞堂先生の千字文をお手本に、鵞翠先生の書法で書き、気に入ったものを残していく手法です
鵞堂先生と鵞翠先生に共通するものを見出しながら、どちらに寄せるか、そのバランスはどうするか、中々難しい作業です
臨書ではないのに、初めは随分鵞堂先生に引っ張られました
流石に威力ありますね(^○^)
結局鵞堂千字文は参考程度にして、自分の中にある鵞翠先生の書体との共通点や違うところを楽しみながら私の書法で書く事にしました
私の書法と言っても、それは鵞翠先生や鵞敬先生の執筆法、腕法、運筆を学んで作り上げたものですからオリジナルとは言えないかもしれません
それでも私が好きな線や形を選んで私が気持ちを込めて書くのですから唯一無二ではあります
半紙一枚に一文字づつ書いたのは、気に入らなければ書き直す為です
修行の側面も多少ありますが、目的は遺す事にあります
遺すに相応しい書かどうかのポイントで見返すと、書き直してばかりでちっとも進みません(⌒▽⌒)
結果昨日かけたのは50文字ぐらいかな
鵞堂先生は一発で仕留めていたのかな?
やっぱり書き直しもそこそこあったのかな?
出版の締切で急かされたのかな?
確かに『あれ?』と思う書体や運筆もあって想像が膨らんでとても面白いです
鵞堂先生が鵞堂千字文でお使いになられた筆は、多分純毛の長鋒筆だと思います
筆管を少し右に傾けて、腕だけでなく多少手首と指も使って書いている様に感じるのは、仮名の大家として日頃かな作品を書く事が多かったからかもしれません
勝手な想像ですが、久々に書いてみると色々な気づきがあるものですね
継続しないとね
いつ頃私の千字文は完成するのでしょうかねぇ( ̄∇ ̄)