検証・電力システムに関する改革方針

「自然エネルギーですべての電力をまかなう町」の第2部です。

地図から消えた大飯

2013年12月05日 | 検証・電力システム

 原発がからむと隠し事が多い
 旅行をするとき、インターネット地図検索で目的地の周辺情報を調べる人は多いのではないかと思います。私もその1人。今回の大飯、美浜、敦賀原発見学も地図検索をしました。
 すると原発周辺は以前と様変わり。下写真のように、原発は白く塗りつぶされ、表示されません。試しに、みなさんも試みてはどうでしょうか。何事も実体験が大切かと思います。

 「原発を地図から消す」。だが消されたのは原発だけではありません。その周辺で事業をしている人、住んでいる人まで消されているのです。これは大きな問題ではないでしょうか。
 もう1つ、大飯町ホームページからも情報を得ようとしました。町にどういう施設がどこにあるのか。主要施設をダウンロードして出かけました。
 大飯町は24年3月住民基本台帳で人口8,719人。年齢構成不明。町ホームページをいくら探しても人口以外の情報はなし。漁業69人、最も多い業種は建設業の671人。漁業が以外に少ないと思いました。

 小浜市から大飯町に入り、大飯原発に向かう「青戸の大橋」をめざしました。青戸の大橋に近づくと突然、海側に工業団地のような広大な平地が目に飛び込む。それまで車を走らせ、目にする風景は海岸と狭い土地に建つ家々。なんだろうと平地にハンドルを切るとそこは海を埋立てたとわかる造成地。広い道路、ひろい造成地のポッン、ポッンとモダンな建物。

 原発立地の自治体には他と比べると一際豪華な各種建物が建てられていると聞きます。いわゆるハコモノ。これがそうかと見てまわる。そして立派な建物に出合いました。 
 
   写真上の施設は町の交流センター。これだけの施設、なぜか町のホームページに写真は載っていません。インターネット地図検索でもこの地域は白く塗りつぶされています。

 原発がからむと億単位の金が動き、情報が不透明になり、隠し事が多いと思います。
 (写真の施設は、多目的ホールと室内運動棟を備えた交流センター「しーまいる」)