検証・電力システムに関する改革方針

「自然エネルギーですべての電力をまかなう町」の第2部です。

大飯原発は廃炉しかない

2013年12月18日 | 検証・電力システム
 日本は地震国です。前回も少し触れましたがもう少し詳しく、日本の地震活動を見ましょう。 
  日本には図1のようなさまざまな構造線が走っています。そしてこの構造線以外に活断層が図2のようにあります。しかし地震は活断層以外のところで頻発しています。若狭周辺には活断層が少ないようにみえますが地震は図3のように発生しています。若狭湾も結構、多発してます。とにかく日本は地震が頻繁に発生しています。地震によって断層が発生し、破砕帯が生まれます。大飯原発の周辺は破砕帯がいっぱいあることが分かっています。図4

 地球の地殻活動で生まれた日本、大飯原発はそうした地殻活動の地盤の上に立っています。断層や破砕帯はいつどこに発生するか分かりません。人間の構造物など地球活動から見ればちっぽけなものです。ちょっとした地殻変動で破壊され、経年劣化で崩壊します。

 最終処分に20万年もかかります。処分地がどうなるか、地震国の日本に安全を保証できる場所はありません。そんなものを作り続けるのは未来の子どもたち、後世に禍根を残すだけです。

 大飯原発は再稼動してはいけない。停まった今がチャンスです。このまま廃炉にし、ドイツなどが進めている自然エネルギーで必要な電力・エネルギーをまかなうようにする。この声をあげ続ける、これが本当に大切だと思います。

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