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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

創造か進化か?  第9回

2016年10月25日 | 日記

4.地下を深く掘っていけば、現存する生物の進化する前の姿の祖先を、発見できないだろうか?

 

地下へ深く掘り進むと、連続して成り立つ地層を発見できます。山の崖や絶壁のようなところでも、この地層の分界線を簡単に見つけることができます。地質学者たちは、このような地層に各々名前をつけています。米国のグランドキャニオンに行ってみると、地質学者たちによって命名されたミシシッピ、デボン、カンブリア地層が見られます。

 

このような地層の中で、進化論者たちを驚かせた地層があるのですが、それはカンブリア地層です。カンブリア地層は化石を含んでいる地層の中で最も下に位置し、その下にある地層には生物の化石が存在せず、細菌や単細胞の化石だけが埋まっています。しかし、最も古い地層であるカンブリア層を見てみると、脊椎動物を除外すれば、ほぼ全ての種の化石を発見できます。この事実は次のような二つの点で進化論の虚像を明かしたのです。

 

まず一つ目に、進化論者たちの主張によると、生物の進化は数十億年かけてゆっくりと行われなければならないのに、化石が発掘できる最も古い地層の中で、すでに今日存在するほぼすべての種の化石が一度に発見できるという点です。ここに進化論の大きな問題があるのです。最も下の地層から高等生物が発見されたなら、その高等生物が生成されるまで、進化の過程をたどってきた先祖はどこにいるのでしょうか?進化論が事実だとしたら、カンブリア以前の地層の中には、高等生物に変化していく原始的下等生物の化石でいっぱいのはずです。しかし、カンブリア以前の地層の中にそのような化石は全く見つかりません。これは各々の生物が一度に創造されたという聖書の記録の裏付けをしてくれるのです。

 

二つ目に、カンブリア層で発掘された化石の構造を見てみると、今日存在する生物の構造との差異を見つけられないという事実です。これこそ、下等生物から高等生物へゆっくりと発展したと主張する進化論者たちの立場を最も苦境に陥れる証拠ですが、これもまた進化論を全面的に否認する聖書の記録を支持しています。

 

ダーウィンは、彼の著書「種の起源」309ページでこう述べています。「カンブリア地層以前の地層にも化石が存在すると予想したが、なぜ私たちはそこでたくさんの化石を発見できないのかという質問について、私は満足のいく返答ができない・・・。現在ではその問題を不可思議なものとして残して置くしかない。まさにこの点が、進化論の見解に反対できる正当な論点と言えるのだ」。なんとも驚きの表現ではないでしょうか?ダーウィンは、この問題について特別な解答を提示できないと告白しましたが、自身の理論を撤回することはしませんでした。ダーウィン以外にも、多くの進化論者がカンブリア層の化石について、似たような失望と挫折感を表現しました。

 

カリフォルニア大学のダニエル・アクセルロッド博士。「これは地質学と進化論が持っている最も重要な未決事項の一つだ」。

 

米国立博物館のアスティン・クラーク博士。「おかしな話かもしれないが…そこに埋まっている軟体動物は、今日存在する軟体動物と何ら変わらないものだった」(The New evolution: Zoogenesis, p.101)

 

コロンビア大学のマーシャル・ケイ博士とエドウィン・コーボルト博士。「どのようにすれば、こんなに複雑な生命体が、6億年前に生成された岩石の中に存在でき、それ以前の20億年の間に形成された地層の中にはなんの証拠もないのか?もし、生命体の進化が真実だとしたら、カンブリア地層よりもっと古い地層の中に、必ずなければならないはずだが、その化石がないということはまさに謎だ」(Stratigraphy and Life history, p.102)

 

進化論の王子と呼ばれるG.G.シンプソン博士。「生命体の突然の出現は、化石に出ている最も難しい謎だけでなく、進化論の証拠としても最も不十分なものだ」(The Evolution of Life, p.144)

 

進化論は正直な学者たちの発言によって、疑問の余地なく崩れ落ちました。その理由は進化論が真実でないからです。カンブリア以前の地層で何の化石も発見できないという事実は、地上に存在する全ての生物が、神様の創造によって、ほぼ同時に存在したという事実を明確に立証してくれます。創造論は非科学的だと嘲笑った進化論者たちのその表情が、カンブリア層で発掘された化石と、それ以前の地層から発掘できない化石によって、沈黙へと変わったのです。