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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

創造か進化か?  第8回

2016年10月24日 | 日記

3.進化論の核心理論である突然変異現象を通して、サルが人へと進化できるのか?

 

進化論の主軸となっている理論の一つが、突然変異によって生物が進化したという理論です。突然変異とは、遺伝子の染色体が化学的に非正常的に変化する現象を言いますが、進化論者たちがこの突然変異理論を重要視する理由は、人がアメーバから進化したという仮説を立証するためには、ある突発的な変化が必要だからです。

 

生物ごとに遺伝因子の中には固有の染色体数がありますが、人の場合は約10万個の遺伝子を持っています。遺伝子はそれぞれの人の個性を特徴づける決定的な因子ですが、このような遺伝子が、特異な対を成したり、化学的な損傷を受けたり、他の影響を経て変質した場合、次世代の中で正常ではない変化が起きます。進化論者たちは、このような突然変異理論を根拠にし、数十億年という長い期間を経て、アメーバが無脊椎動物となり、その次は両生動物、その次は爬虫類、その次は哺乳類、その次は類人猿、そして人間と言う順序で進化してきたと主張しています。

 

突然変異について、明確に知っておかなければならないことがあります。一つ目に突然変異現象は非常に珍しく貴重な現象であり、二つ目にそれは生物体に致命的で有害な影響を与えるということです。実際的に、突然変異によって出てきた生物は、さらに発展し強力な姿へ進化するのではなく、むしろ退化し劣等になり結局は絶滅します。そしてホックスリーは、突然変異について次のように言いました。「突然変異が起きる確率は10万分の1であり、大多数の突然変異の遺伝因子は生命体に損傷を及ぼす。」(Animal Species and Evolution, p.39)

 

進化論の創始者であるダーウィンをはじめ、全ての科学者は大多数の突然変異遺伝因子が、劣性形質であるか退化するという事実に同意しています。実際、突然変異によって変質した遺伝因子を持った生物は、さらに上の段階へ発展するのではなく、むしろ退化し、適者生存の法則によって絶滅するのです。現代進化論者たちの代弁人であるG・G・シンプソン教授は、1億人の人々が毎日1人の子供を出産する時、突然変異によって進化し、有用性のある、さらに発展した生命体を得られる数学的な確率は、2740億年に1度と言い、次のような結論を下しました。「確かに…そのような過程(突然変異)は、進化過程において何の役割も果たすことはなかった。」(The Major Feature of Evolution, p.96)

 

少しおかしな話ではないでしょうか?突然変異を理論の中心においている進化論者たちが、発展的進化のための突然変異の数学的確率について述べながら、決してそのようなことは起きないという結論を下したこの出来事をどう受けとめればよいのでしょうか?まさにこれが進化論者たちのまた別のジレンマです。彼らの古い推測を支えるために、突然変異という理論を抱きかかえてきましたが、それもまた発展的な進化を説明するには役不足で、非科学的です。ある生物の種の中で突然変異が起きることは事実ですが、突然変異で全く新しい種の生物ができることはありません!突然変異を通して、生物界にあらわれるいくつかの変質的な種については説明できますが、全く新しい種類の生物の生成を説明することはできません。アメーバのような単細胞生物が数十億年の間、突然変異を繰り返しながら、人間となったという理論をあなたは受け入れられますか?