やさしい家で やさしい暮らし

めざすは一生暮らせる木のおうち。建て主と建築業者を結び、安心を与えるのが私の仕事なのです。

ホゾとアナ と 男と女

2008-04-25 17:52:18 | 世の中・・・
伝統工法のひとつ、気仙大工の方が綴っているブログがあります。
ホゾとアナ(みぞ)を男と女に似ているといい
「金の切れ目が縁の切れ目」と、うまいことおっしゃっています。

ここからどうぞ。

いや、笑い事ではなく、真剣に綴っていらっしゃるんですがね。
伝統工法を存続させるべく、建築基準法と戦っていらっしゃる方です。
このような日本人にしかできない工法は、守っていかなくてはなりません。
在来工法=金物工法 とほぼ同じになってしまった今の法律では
筋違いも金物も使わない伝統工法をつくることがむずかしくなってしまっています。

でも、こういった伝統工法で作ってもらった家ならば
孫子の代まで住むことができるだろうし
たとえ地震でゆがんだとしても、チョチョイノチョイ(←をいっ!)と直してくれるのでしょう。
「木の家」っていうのは、単に床を無垢材にしたとか
腰壁を無垢材にしたとか、化粧梁を使ったとか、そんな上辺だけのものではなく
「木の性質を見抜き、良いも悪いも生かしてつくる」
そんなことじゃないかと考えている私であります。

この方曰く、筋違いは「×工法」なのだそうで・・・

一度、お会いしてみたい方のおひとりです。