やさしい家で やさしい暮らし

めざすは一生暮らせる木のおうち。建て主と建築業者を結び、安心を与えるのが私の仕事なのです。

ありえなーい!

2008-04-12 09:08:52 | 建築情報
地震に強い住宅が建築中に倒壊!

昨日の夕方のニュースです。
見た人も見なかった人も、ごきげんよう。

その後、このニュースをしないのですが
こんな内容でした。

栃木県(だったと思う)の瓦屋根の工事まで終わった木造在来工法の2階建住宅。
外壁や間仕切壁の工事はまだ。
そこで柱の強度不足がわかった。
60本の柱を交換するために、柱の下部にジャッキをつけて建物を上げる。
そして、柱を交換する予定だったが
建物はぐにゃっとねじれるように崩れていった。
下敷きになった職人2名。
現場監督の話しによると
「監督はこの方法をした経験がない。下請けの工務店(大工さん)の提案でこのような方法をとった。工事はほとんど丸投げ。」

こんなのぜったいありえない。
柱の強度不足って・・・?
1階の柱の太さが足りなかったってことだと思うけど。
そんなの常識じゃん!
高さが高くなったら太くなる。そんな当たり前のことに気がつかないって何よ???
(樹種によって違うとか、隅柱は違うとか、専門的にはもろもろありますけど)
図面には記載されていて当然!
材木やさん(プレカット工場)で気がついて当然!
現場監督に確認とって了承もらって搬入して当然!
現場監督は監理者(設計者)に確認とって搬入して当然!
やるべきことをやっていないから、こうなっただけのこと。
こんなことで、また建築基準法が厳しくなるんじゃやってらんないよ

まぁ、こんなこともかんがえられますが、
営業マンさんか誰かが
「4寸角で作ります!」とお客さんに言って
それが伝わらず3.5寸角で建てた。
お客さんは納得いかない。交換する。
この辺はあくまでも想像の域を越えないわけで・・・