小学生だってがんのこと学べます!がん教育は必要です。

2015年02月27日 | 日記
小学生からのがん教育を考える

という見出しで、UICC(国際対がん連合)日本委員会の北川知行さんのお話が新聞に載っていました。

私はちょっと前まで、日本人の2人に1人ががんにかかるといわれているなんて知りませんでした。がんになるのはすごく運の悪い人、がんになったら最後ほぼ確実に死ぬ。生還するのはごくごく稀な運のいい人、と思っていました。

たまたま自分ががんになっていなかったり、身内や知人友人にもいなかったせいで、完全に他人事と思っていました。

北川さんは、がん教育を交通事故や風邪、食中毒、虫歯の予防を教えるのと同じ次元で考えています。

つまり、がんについて難しい知識を教えるのではなく、日頃の生活習慣を守ることで効果を発揮することを教えるのだそうです。

健康に気を付けていたのにがんになった…
鍛えに鍛えてがんで死ぬ…
同じように不摂生をして自分だけががんになるなんて…

ということもあるでしょうけど、どうせなるときはなる、運次第だ、と言って自堕落に生きるのも刹那的であまり楽しくありません。

私は40年以上生きてきましたが、身近な人がいろんな原因で亡くなりました。がんで亡くなる人こそいなかったものの、母やその兄弟はほとんどが心臓発作で亡くなっています。
20歳になる前に、デート中に交通事故で亡くなった友人もいます。
30歳前に心筋梗塞で亡くなった知人もいます。
子どものころ、近所のおばちゃんが牛舎の仕事中におがくずの山に落ちて窒息死してしまったこともありました。
児童養護施設に勤務していたときは、退所した赤ちゃんが「なぜだか」亡くなってしまいました。
少し前まで元気だった中学生の女の子が、けいれんを起こして救急搬送され、あっという間に脳死状態となり、数日後に亡くなってしまったこともありました。

人って、死ぬんだな。漠然と不思議な気持ちに包まれました。

「死」を回避する傾向がありますが、どれだけ避けても避けきれるものではないし、子どもの頃から、折に触れて話題にしたらいいと思います。

がん教育も、自分の健康は自分で守るという予防の観点と、「死」について考えるという死の観点からの学びがあると思います。

北川さんも、がんを教えることを通じて、1生きる力を養う 2人生や死を考えさせる 3科学的な興味を引き出す 4医学的知識を与えるなど、さまざまな教育効果があると言います。

社会的重要性から考えると、第一の目標は、がん予防の姿勢を子どもたちに身につけさせること、だそうです。

英語ばかりがやんややんや言われていますが、がん教育だって大事です
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