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ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

いわき市荻・志田名と木村真三先生

2012-04-16 08:24:30 | 日記
警戒区域川内の隣荻・志田名はいわき市川前の海抜600Mの紅葉の名所鹿又渓谷水源地に近い上流山間地帯で、私もたびたび千振(地元では湯薬と呼ぶ)を頂きにお邪魔した名産地でもあります。冷夏の時は稲が実らずまっすぐに立った稲穂が憐れに感じた時もありました。冬は降雪も多く生活圏は隣の小野町です。
そんな山間地区でどうして放射線量が高いとわかってのか今まで大変疑問でした。荻・志田名に戻った木村先生を見た住民はお帰りとことばをかける間柄になっていました。土壌線量の詳しい調査・検査から地区の分布地図を作ったりのアドバイスをしたり、私利私欲なしの「奉仕活動」でした。
木村先生は出身地、出身大学の公表を希望していないようですが、愛媛県生まれ、東京理科大出身で、原研に勤め、言いたいことが言えなくなると辞職してまでも研究、調査、発表する科学者です。長崎、広島、京大には原子放射線研究の仲間が沢山いて、土壌などの分析を依頼して発表してきました。
こん方がいればこそ私たちの身の安全が保障されているといっても過言ではないと思います。