「週末まで顔を見たくない」そんな台詞で喧嘩別れしたチョルとミエ。
次の日(日曜日)、思わぬところで顔を合わすことになる。
「集まったわね。入りましょうか?」
「ここが美味しいと評判の・・」
二人は、「□□飯店 中華料理」の前に居た。
呆然と突っ立っている二人に構わず、家族はゾロゾロと店へと入って行く。
「家族で外食初めてだわぁ」「そうなんですよ、引っ越して来てからかなり経つのに」
「うわぁ・・」と呟くミエと、深いため息を吐くチョル。
何と二人は、週七で顔を合わせることになってしまったのである・・。
<やめて、お父さんお母さん>
「子供達も一緒に食事するのは初めてじゃないですかね?」「ですね」
週七で会うことになった ファン・ミエとキム・チョルは、未だ呆然としていた。
青ざめた顔で項垂れるチョル。
「帽子脱ぎなさい!」
・・の目の前に、目が点になったミエがいる。
「昼だからお酒はやめときましょうか」
[ファン・ミエは知らなかったのだ]
[両親が外食しようと言って]
しかし、外を歩いていたらいきなり母から言われた。
「あ、そうだ。チョルくんとこと一緒だからね」
「えっ?!」
「えぇ・・・????」 「あらどうも〜〜」
[ただルンルンとついて来たのだ・・]
そして場面は冒頭へと繋がり、今に至る。
「お母さんがお兄ちゃんに言ったら来ないからって言わなかったの」
「お昼ご飯食べさせなくちゃ」
ミエは 自分と同じように連れてこられたのだろう チョルをじっと見ていた。
バチッと目が合う。
フイッ
ベー
チョルは目を逸らし、ミエはあかんべーをする。
そんな二人を見て、チョルの父親が大きな声で笑った。
「はっはっは!とにかくー・・」
「これはもう互いの契りを交わすべきですかねぇ〜!”チョルとミエ”のー・・」
父がバンバンと息子の肩を叩くと、チョルはブフーッと水を吹き出した。
口元を拭いながら、すごい目で父を見るチョル。
「おお?睨むなよ。自分の父親だぞ?自分の父親睨んじゃダメだぞ?」
このままでは昔と同じいつもの流れになるーー・・。
そう予感したミエは、必死になって事実を喋り出した。
「ていうかあの”チョルとミエ”は結婚しなかったんですけど!
そう言って母は娘をたしなめ、そして父は・・。
「私は・・賛成です・・」
[両親達は一体どうしてこんなことをするのか]
するとチョルの母親が二人に話題を振った。
「二人とも塾はどう?充実してる?」
「チョルくん勉強教えてやってよ!」
第二十五話①でした。
ここのファニちゃんww
チョルの吹き出した水をかぶったのに、大人しく拭いてるww優しい子!!
大人のからかいってなんであんなに嫌なんでしょうね〜〜
思春期は気になりますよねぇ・・。
そして第二十五話の扉絵はこちらです!
なんて可愛いww
第二十五話②に続きます