夕方、ミエはいつも通り塾へと顔を出した。
宿題について質問すると、チャ・ヨンヒはガムを膨らませながらこう答える。
「あぁ、宿題はそれザッとやっときな〜。
するとミエは、とある物がヨンヒのカバンについているのを発見した。
「それ、ヨンタン兄さんだよね?!」
「ドリンクのCMのやつだ!めちゃ可愛い!」
そう言ってヨンヒはバッジをカバンから外すと、ミエの方に差し出す。
「私別に好きじゃないけど、めんどくて外さなかっただけだからさ」
ヨンタン兄さんのことを話そうとしたミエに、ヨンヒはふぅ、と息を吐くと、
自身の好みのタイプについて熱弁を奮い始めた。
「私、ヨンタンタイプじゃねーんだよ。だってガリガリじゃん!
すると、ドアからキム・チョルが入って来た。
「あっ」
チョルはチラリとミエ達の方を窺う。
そのチョルに、全力で挨拶をするミエ。ニヤリと笑うヨンヒ・・・。
「あっ!ヤッホー!わわっ・・」
「そうそう、ちょうどあんなタイプ・・」
勢い余ってカバンの中身をぶち撒けてしまったミエは、
それを拾いながらチョルに話し掛けた。
「アンタ宿題全部やった?!」
「? あっ!」
無言で転がったペンの在り処を示すチョルから、
結局何も聞き出せないまま他のメンバーが教室に入って来てしまった。
「サンキュー!あっ」
「こんちわ!こんちわ!」
元気よく挨拶をするミエだったが、新羅中の子達はガン無視であった・・。
[新羅中の子達はちょっと変わっている]
なかなか上手くは行かない様子・・。
<協力は不可能>
今日も授業は始まり、皆熱心に板書したり問題を解いたりした。
キム・チョルは人一倍真剣だ。
「終わったらネカフェ行かねぇ?ゲーセンの近くに新しいの出来たんだ」
「私も一緒に行く!」
「ネカフェ・・」
その突然の申し出に、三人は目を丸くして固まった。
ミエはやる気に満ちた表情で返事を待っている。
「・・・・」
”塾では仲良くしてもいいでしょ”
ミエがその約束を果たすべく、急速に近づいてくる・・。
第二十四話②でした。
ちょっと短めの記事で失礼しました
さてここでファイアボーイズをおさらいしましょう
チャ・ヨンヒちゃんの推し(?)は右側のスリュタンですね!
マッチョがタイプということで、チョルは結構ドストライクなわけですね
そういえば、十七話でチョルの肩に触れて手を払われてたのはヨンヒだったんですね!
タイプだから何かと話し掛けてたのかもですね〜元同中だし・・
そして最後男三人組に混じろうとするミエちゃん・・強い・・!
第二十四話③に続きます