カラスを連れた新しい差配人佐吉が登場。また博打狂いの桶屋が借金の形に娘を岡場所に売り飛ばそうとして騒動になる。
前回の事件の影響でなり手がいなかったとはいえ、若過ぎる佐吉に鉄瓶長屋の住人や周囲の長屋の差配達は猛反発。間に入る平四郎も困惑。
そんな中、博打騒動が起きる。借金は十両。どうにもならない。娘のお律も父を捨てられないと泣く。そこで佐吉が登場。行くも捨てるも自分の為に決めるようにお律に説く、すると桶屋は笑い出し、「岡場所に行くのはお律が自分の気が済む為に行くのだ、自分のせいじゃない」と居直る。お律の顔付きが変わった。
後日、お律は父を見限り姿をくらました・・・完。
んん? これでいいの? 初回で舞台説明は済み、全体としては説明台詞が少し減ったが、事件と登場人物の内心の解説を台詞で処理し過ぎな所は変わらず、無理矢理現代的というか宮部的なテーマと長屋から人がいなくなる件をねじ込む構成も変わらず。話がちゃんと締まらない。
原作に難があるなら再構成した方がいい。役者は概ね好演だし、セットもキッチリ組んでるし、音楽なんかもいいと思うけど、ただの不幸話になってるよ。別にあんな親を助ける必用ないけど、フワッと片付け過ぎだ。
前回の事件の影響でなり手がいなかったとはいえ、若過ぎる佐吉に鉄瓶長屋の住人や周囲の長屋の差配達は猛反発。間に入る平四郎も困惑。
そんな中、博打騒動が起きる。借金は十両。どうにもならない。娘のお律も父を捨てられないと泣く。そこで佐吉が登場。行くも捨てるも自分の為に決めるようにお律に説く、すると桶屋は笑い出し、「岡場所に行くのはお律が自分の気が済む為に行くのだ、自分のせいじゃない」と居直る。お律の顔付きが変わった。
後日、お律は父を見限り姿をくらました・・・完。
んん? これでいいの? 初回で舞台説明は済み、全体としては説明台詞が少し減ったが、事件と登場人物の内心の解説を台詞で処理し過ぎな所は変わらず、無理矢理現代的というか宮部的なテーマと長屋から人がいなくなる件をねじ込む構成も変わらず。話がちゃんと締まらない。
原作に難があるなら再構成した方がいい。役者は概ね好演だし、セットもキッチリ組んでるし、音楽なんかもいいと思うけど、ただの不幸話になってるよ。別にあんな親を助ける必用ないけど、フワッと片付け過ぎだ。