千の風になって

心は自由に羽ばたいて~

横山大観展

2008-02-09 | 美術館
今日は冷たい雨が降り、とても寒い一日でした。
ここ遠州地方でも北の方は雪が降っているようです。

2月の美術館めぐりは「横山大観展」で、4日月曜日に行ってきました。
“前の日は関東地方に雪が積もった”と言っていたので、これは東京の雪景色が楽しめるのでは・・と期待しながら、バスに乗り込みました。
行き先は東京六本木にある国立新美術館
この日は雨女を返上、大快晴です・・・
途中の富士川サービスエリアで素晴らしい冬の富士山に感動、休憩時間いっぱいまで
富士山に向かって深呼吸!

   

横山大観もたくさんの富士山を描き、生涯のテーマにしたようです。
「富士は形を写しても駄目で、自分の心を富士に写して描くことだ。」という言葉を
残しているそうです。

           

                 
             
    

「無我」
禅的な悟りの境地を意味する「無我」、それを無心の童子で表現していると書いてありました。29歳の作品です。
ブルーグレイの色ががとてもきれいでした。

  
    

    

今回の展覧会の注目は、「紅葉」と「夜桜」が並んで展示されていること
(前期11日まで)
六曲一双の屏風です。
(六曲一双とは六枚折りの屏風が二つで成り立っているものを指します。)
この絵葉書はその一部分です。
かがり火から立ち上る煙を異様に思いましたが、火の粉も描かれていて、よく見ていると動きが感じられます。

もうひとつ、すごかったのは、40メートルという長い絵巻「生々流転」
川が山を下って海に注いで竜が天に昇るまでを描いた水墨画です。
40メートル全部を広げて見せているので、40メートルのガラスケースに入っているわけです。
係員が“立ち止まらないよう進んでくださ~い”と注意をして、前へ進むよう促していました。

「横山大観」の作品もいろいろな美術館で数点は見ていましたが、こうしてまとめて見られるのはめったに無い事で、こんな絵も描いていたのかと少し驚かされました。
2月の美術館めぐりが「横山大観」と聞いて、ちょっとしり込みしていましたが、
やはり来てよかったと思った一日でした。

都内は思ったほど雪が残っていなかったのでちょっとがっかり・・・
美術館の前の少しの雪





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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとう (y.1061)
2008-02-11 19:46:10
真冬の富士山を見て、40メートルの絵巻を見ることができて、素晴しい美術館巡りでしたね。
何時もいろいろの絵を見せていただいてありがとう。


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y.1061さんへ (1000win)
2008-02-11 21:30:38
これで雪が散らついていたら、最高だったんだけど・・・

芸術に触れて、日本一の富士山も見たんだから、欲張ってはいけませんね。

書き込みありがとうね
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感動 (アザレア)
2008-02-12 22:47:35
目的地に行く前に素晴しい富士山が見えてラッキィだったね。澄み切った青空に鮮明に写った富士山、絵葉書見たいね。「横山大観」没後50年記念展だったのね。見たことがある様な絵だけど改めて見せて頂き有難う。
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アザレアさんへ (1000win)
2008-02-14 10:46:49
出かけていて、お返事が遅くなりゴメンなさいね。
孫ちゃんがで、久々の出張ばあばでしたよ。

バスの中でみんなおしゃべりしていても、富士山が見えると必ず誰か声を上げます。富士山が見えるとその日、ツイているような幸運な気分になりますものね
横山大観が海外旅行した時の品(トランクやカメラ・・)も展示されていて面白かったですよ
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大観の絵 (n2136)
2008-02-17 17:01:12
国立新美術館ね、六本木と書かれているが何処にあるのか検討もつかない。すっかり田舎者になってしまった。
でもあなたのブログで横山大観の絵に再会できて嬉しい。
どれも、しっかり思い出しました。ありがとう。

富士山は1月、2月の晴れた日が最も美しいと思っています。
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n2136さんへ (1000win)
2008-02-18 18:16:39
お出かけくださり、有り難うございます
六本木界隈は、サントリー美術館も移転してきたり、六本木ヒルズやミッドタウンなど新名所になっているようですが、その辺りも歩いてみたいなと思っていますが、いつも美術館だけでとんぼ返りです
n2136さんは、その昔?「横山大観」をよくご覧になっていたのでしょうね。
私など良く分からないですけど、心が落ち着くような画が多かったです
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