10月の美術館めぐりで神奈川県真鶴町の「中川一政美術館」と伊東市の「池田20世紀美術館」に行ってきました。
真鶴町の予備知識も無く、バスに乗ってしまいましたが、熱海を通り過ぎ、途中、東名の集中工事のため大幅に遅れたこともあって真鶴半島まではなかなか遠かったです。
真鶴町はお魚がおいしそう!バスの窓から見える魚屋さんに並んだお魚がピカピカ光りとっても新鮮そう!
美術館めぐりはいつも時間が無いので、昼食はバスの中で、おにぎりを食べる。今日はおにぎりにもありつけず、(サービスエリアで売り切れていて、パンのみの昼食)
おいしい魚料理をゆっくり食べたいなあ~と、芸術に触れる前に切実な思いでおいしそうな魚をバスの窓から眺めたのでした。
真鶴半島の周囲は断崖絶壁で原生林の森があり、その先端が展望公園になっています。その樹林の中に美術館があり海を見下ろせる、とても雰囲気のいい美術館でした。
真鶴港(バスの中から)
小田原方面
空から見る真鶴半島(ネットから写真をお借りしました)
入り口(建物は吉田五十八賞と、公共建築百選を受賞しているそうです)
中川一政氏は写真で見るとダンディで細身の方なのに、絵はとっても力強くて、ぐいぐい引き込まれてしまいました。
今、展示されているのは「特別展・人を描く」と言うことで人物が多く展示されていたんですが、
子供を描いた絵など、顔の作りはひん曲がって描かれているのに、その内面が良く表されていて、素晴らしい描写力です。
パンフレットから
2階の展示場へ行くと「薔薇」と「向日葵」の絵が目に飛び込んできました。
そして、100号の箱根「駒ケ岳」! とても90歳近い年に描いた絵とは思えないほど力強く躍動感あふれていました。
この私に迫ってくるものは何だろう?
構図も、描写もそうなんだけど、心に迫ってくるのは色かな?
この調和の取れた色たち!なんて華やかな色なんでしょう!
お花を活けてある壺も存在感があって、壺に顔が描いてある。
これはマジョリカ壺で中川氏のコレクションだそうです。
撮影禁止なのでこれは絵葉書で額に入っていませんが、実際は額縁が素晴らしく、
手作りの木で出来ていて、遊び心いっぱいの面白いデザインでとっても楽しい額縁でした。
外の建物に、復元されたアトリエがありました。
美術館ツアーは忙しい~~
次に向かうのは、伊東市の池田20世紀美術館
一碧湖の近く、緑の中にその美術館は青い空に映え銀色に耀いて建っていました。
日本で初めての、ステンレススチール張りとのこと。
常設にはルノワール、ボナール、ピカソ、マチス、シャガール、ミロ、ダリ等盛りだくさんの作品が展示されていました。
絵葉書から2枚
ピカソ「近衛兵と鳩」
マチス「ミモザ」 コラージュ(切り貼りしたものと言う意味だそうです)
これはマチスが病床で、カーペットの図柄として紙で切り張りしたものだそうです。
針で止めながら、デザインしたそうで針のあとが点々とありました。
この切り貼りした紙の作品のお値段が15億と聞いて、そこに居た全員が仰天してしまいました。
もちろん、一巡してからまた、戻って作品の後ろに見える札束と?合わせて見てしまいましたよ。
帰りも、東名の集中工事のおかげで伊東市から5時間もかかって浜松へ帰ってきて、大変疲れましたが、中川一政氏の絵に出会えたことはとてもうれしいことでした。
氏は絵以外にも詩・随筆・紀行文・書・陶芸・装丁等にも才能を発揮されたそうで、これからいろいろな作品を読んでみたくなりました。
ちょっと、ミーハー的興味から・・・
系図は長男が元劇団四季副社長、舞踊評論家の中川鋭之助。
次男は映画監督中川晴之助。妻の弟は演出家・俳優の千田是也。
中川晴之助の娘に女優の中川安奈だそうです。
真鶴町の予備知識も無く、バスに乗ってしまいましたが、熱海を通り過ぎ、途中、東名の集中工事のため大幅に遅れたこともあって真鶴半島まではなかなか遠かったです。
真鶴町はお魚がおいしそう!バスの窓から見える魚屋さんに並んだお魚がピカピカ光りとっても新鮮そう!
美術館めぐりはいつも時間が無いので、昼食はバスの中で、おにぎりを食べる。今日はおにぎりにもありつけず、(サービスエリアで売り切れていて、パンのみの昼食)
おいしい魚料理をゆっくり食べたいなあ~と、芸術に触れる前に切実な思いでおいしそうな魚をバスの窓から眺めたのでした。
真鶴半島の周囲は断崖絶壁で原生林の森があり、その先端が展望公園になっています。その樹林の中に美術館があり海を見下ろせる、とても雰囲気のいい美術館でした。
真鶴港(バスの中から)
小田原方面
空から見る真鶴半島(ネットから写真をお借りしました)
入り口(建物は吉田五十八賞と、公共建築百選を受賞しているそうです)
中川一政氏は写真で見るとダンディで細身の方なのに、絵はとっても力強くて、ぐいぐい引き込まれてしまいました。
今、展示されているのは「特別展・人を描く」と言うことで人物が多く展示されていたんですが、
子供を描いた絵など、顔の作りはひん曲がって描かれているのに、その内面が良く表されていて、素晴らしい描写力です。
パンフレットから
2階の展示場へ行くと「薔薇」と「向日葵」の絵が目に飛び込んできました。
そして、100号の箱根「駒ケ岳」! とても90歳近い年に描いた絵とは思えないほど力強く躍動感あふれていました。
この私に迫ってくるものは何だろう?
構図も、描写もそうなんだけど、心に迫ってくるのは色かな?
この調和の取れた色たち!なんて華やかな色なんでしょう!
お花を活けてある壺も存在感があって、壺に顔が描いてある。
これはマジョリカ壺で中川氏のコレクションだそうです。
撮影禁止なのでこれは絵葉書で額に入っていませんが、実際は額縁が素晴らしく、
手作りの木で出来ていて、遊び心いっぱいの面白いデザインでとっても楽しい額縁でした。
外の建物に、復元されたアトリエがありました。
美術館ツアーは忙しい~~
次に向かうのは、伊東市の池田20世紀美術館
一碧湖の近く、緑の中にその美術館は青い空に映え銀色に耀いて建っていました。
日本で初めての、ステンレススチール張りとのこと。
常設にはルノワール、ボナール、ピカソ、マチス、シャガール、ミロ、ダリ等盛りだくさんの作品が展示されていました。
絵葉書から2枚
ピカソ「近衛兵と鳩」
マチス「ミモザ」 コラージュ(切り貼りしたものと言う意味だそうです)
これはマチスが病床で、カーペットの図柄として紙で切り張りしたものだそうです。
針で止めながら、デザインしたそうで針のあとが点々とありました。
この切り貼りした紙の作品のお値段が15億と聞いて、そこに居た全員が仰天してしまいました。
もちろん、一巡してからまた、戻って作品の後ろに見える札束と?合わせて見てしまいましたよ。
帰りも、東名の集中工事のおかげで伊東市から5時間もかかって浜松へ帰ってきて、大変疲れましたが、中川一政氏の絵に出会えたことはとてもうれしいことでした。
氏は絵以外にも詩・随筆・紀行文・書・陶芸・装丁等にも才能を発揮されたそうで、これからいろいろな作品を読んでみたくなりました。
ちょっと、ミーハー的興味から・・・
系図は長男が元劇団四季副社長、舞踊評論家の中川鋭之助。
次男は映画監督中川晴之助。妻の弟は演出家・俳優の千田是也。
中川晴之助の娘に女優の中川安奈だそうです。