じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

撮り鉄は難しい

2020-10-04 19:58:48 | 旅と感想
一昨日の話なので鮮度は落ちるんですが「南会津車中泊の旅」の言ってみれば「しんせい」といいますか・・・もとい。
まっ、なんであれハイライトなのであります。

まず、スマホで情報を集めた結果とりあえず目指すのは道の駅「尾瀬街道みしま宿」だと分かった次第であります。

なので国道252号線をヒタヒタと走り8時半に道の駅に到着したのであります。

いや、調べによると会津方面からの列車が9時1分に鉄橋を通過するとあったのでそれに合わせて来た次第であります。

で、道の駅でトイレに立ち寄り少し身軽になってスリッパからスニーカーに履き替え、案内の看板を見て撮影ポイントへの道を確かめて向かったのでありました。

で、撮影ポイントは下から順にB.C.Dと高くなっているらしいので自分は高いところの方が眺めが良いであろうとDポイントに登った次第であります。

いや、後から思うと一番近いCポイントの方が列車に対して無理な角度にならず写真の画角としては無難なのか? なんてことを思いましたがよくわかりません。

立派な木の階段が整備されて居ます

エッサホイサと階段を登り、途中でCポイントを通過しつつ、ここからの眺めも捨て難いが、と思いつつもバカと煙は高きを目指し登るのでありました。

Cポイントにあった見本写真と時刻表

Dポイントから鉄橋方向を見る

いや、列車が来るには未だ時間があるなと思いつつDポイントに到着し、一等地と思しき一番前のベンチに陣取った次第であります。
が、後からやって来た撮り鉄専門の人は一番上の平らな段に三脚を構えたのであります。

そーか・・・三脚が要るのか、と今更ながらにコンデジを手持ちの自分がシロート丸出しであることに気づいたのでありました。

で、撮り鉄さんは推定で200ミリを付けたカメラをセットし、露出やらを設定し置きピンを決めて居る様子でありました。

さて、私はというと、目の前の柵の上にカメラを置き幾らかでもブレを防ごうと涙ぐましい努力をしつつ、間も無く9時1分の列車が通過するのをドキドキしながら待ったのでありました・・・なんたって撮り鉄デビューですからね。

しかし、自分の時計は既に9時1分をすぎて居るのにトンネルからその手の物が出て来る気配は無いのであります。

そして、2分が過ぎ5分も・・・とうとう10分過ぎた頃に撮り鉄さんがボソッと「運休だな」と言うのでありました。

私ゃJRの列車がそー簡単に運休するとは思っても居なかったので少し驚きつつ撮り鉄さんに尋ねてしまいました。
「ここの列車は乗客が少ないと間引きでもするんですかね」と。

いや、撮り鉄さんは私の問いに答えはしなかったんですが、なんとなくこの路線の運休はさして珍しいことでは無いのだと語ったわけであります。

そして、只見方向から会津行きの列車が9時18分ごろにやって来るのでそれを撮りましょう、と教えてくれたのでありました。

ほぉ〜次はあっちから来ると言うことは、あの鉄橋にピントを合わせたら良いのであるな、と思い画角を決めたり、シャッター優先にして列車がブレないように、なんて小細工をした次第であります。

で、ボーッとして居たら撮り鉄さんが「そろそろですよ」と声をかけてくれた時、自分の耳に踏切の警報音がかすかに聞こえたのでありました。

おお、列車が来るな、と少し身構えつつも、気持ちのどこかがどーせ手持ちのコンデジだものそれなりだよな、なんてことを思っていたのであります。


もっと大きく撮らないとダメなんですかね

コンデジの解像度ではこんなものか?

で、列車は一度駅に止まるんで次の鉄橋に出て来るまでは間があるのだと撮り鉄さんが教えてくれたので一度気持ちを解放し、カメラから手を離したわけであります。

突然現れたので慌ててカメラを向けました

結構ゆっくりなので楽に追えました

いや、連射機能では無く手押しです

そしたら、突然列車の頭が見えたので慌ててカメラを構え直したんですがその時は既に全体が出て居まして、これから出てくんぞぉ〜的な動きを撮りたかった自分としては失敗でありました。

とは申しましてもカメラがナニな上に手持ちですからその時点で舐めてんのかと言われてもどーにもならないんですけれども・・・まっ、写っていて良かったであります。

いや、撮り鉄ってのは忍耐でありますね。
まっ、写真全般に言えることですが私ゃ待つのって苦手なので写真向きでは無いかもしれません・・・なんちゃって。

と、言うことで、自分の、動く物を撮るときのお約束に、逃げる被写体の尻は追うな、があるのでこの位置から撮るのはやや不本意と思ったんですが、何分にも狙った列車が運休ということなので仕方なしであります。

もっと能書きを書くと、カメラは1200ミリ相当のズームなんで列車の窓を抜き出して撮ることさえ可能なんですが私の撮り方は「列車のある風景」なので列車だけを抜き出すことはしなかったのであります。

と、まぁ、居合わせた撮り鉄さんとの話も楽しかったし、なんだかんだと面白い場所でありました。

しかし、ここは雪の時に行ったら良いのか、なんて絶対行かないのに思った次第であります。


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南会津とその他の温泉

2020-10-04 11:08:58 | 旅と感想
10月2日金曜日、家を出た午前8時半ごろは快晴でありました。

東北自動車道に乗り白河中央インターまで行くのであります。
そこから南会津方面に向かい、目指したのは「木賊温泉」であります。

東北自動車道 福島辺り 正面は吾妻連峰

木賊温泉の公衆浴場は野湯でして24時間解放された混浴の露天風呂であります。
料金というのは無く、施設維持の協力金として200円入れてくださいとお願いが書かれていました。


本当の岩風呂 湯船は2つありました

源泉が土嚢の下から湧いていました

川沿いの温泉なんですが平成30年の台風で屋根や脱衣場などの施設が流されたらしく今は河原の岩に彫られた湯船があるだけで施設と呼べるものは無いのであります。

しかも、今年も四月の大雨で川が増水し湯船が土砂で埋まり六月に掘って仮復旧したのだそうであります。
なんと申しましょうか、此の手の施設は有志の方々の活動で維持されていることが多いわけですが、タオルを一本持ってふらりと訪れては能書きなど垂れる自分は少し恥ずかしい気持ちになります。

単純硫黄泉・自噴と言うことの他の情報はわかりません。
しかし、野趣に富んだ岩風呂に能書きや蘊蓄は無用でありまして、まずは黙って湯に浸かれ、でありましよう。

そんなわけで誠に静かな山の出湯を堪能し、少し移動すると広瀬の湯があるので立ち寄りました。

山の中にぽつんと建っておりました

10年前には無かったと思う券売機


自分が入った時刻のお湯はぬるめでした

広瀬の湯の供用時刻は、土日が午後3時からで平日は午後四時からとなっております。
が、その理由は加温が必要なのでそれ以外はお湯がぬるいのでは入れませんと言う事のようであります。

しかし、但し書きで、その時間帯以外でも温度を見て自己責任で入るのは差し支えないと書かれてもいるわけです。

自分は熱くてもぬるくても平気なので湯加減も水に入ったんですが、ややぬるめのお湯は気持ち良かったであります。

あれです・・・こんな良い湯を貸し切り状態で浸かれるなんてのは上に超有名な岩風呂があるからだと思うんであります。
岩風呂では5名の方と行きあいましたが広瀬の湯には誰も来ませんでした。

ちなみに広瀬の湯の脱衣場は外観から思うよりも結構広く、とても綺麗な水洗トイレもありました。

と、言う事で広瀬の湯には思いの外ゆっくりと浸かり、次に目指したのが「湯の花温泉」の共同浴場であります。

広瀬の湯から下って行くとすぐに花湯への曲がり角に案内板がありまして、唐沢峠を越えたら湯の花温泉であります。

湯端の湯

とても熱いお湯でした

此の温泉は断り書きのとても多い温泉であります。
基本的に気の弱い人は入れない感じのあれこれが色々と書かれているのであります。

まず、お約束の第一番目として、入浴券を買い求めなくてはならないんですが、ちょっと見た感じではどこで売っているのか判りにくいのであります。

で、そのほかにも訪問者を脅かしたいのかと言う感じのあれこれが書かれているんですが、恐らくその理由は過去に訪れた心無い入浴者が酷い事をしたのが原因かと思うのであります。

しかし、自分は何度か訪れた経験から、温泉券を近くの店で買い求め、さっさと入浴したのでありました。

この時、関東ナンバーの車の若者が2名、ごにょごにょと相談しつつも「ただいま清掃中」の看板を見て入浴を断念して行ったわけであります。
掃除して居たのは村人専用の湯船でして男女別の風呂があるのでした。

さて、源泉掛け流しで、この時は湯温調整がされて居ないので檄熱の湯でありました。
私の勘では湯温は46〜47度で私の入れる限界の48度に迫って居たと思うのであります。
で、水道から水も出ますがぬるくなるのを待つほど暇では無いし手を入れた感じからは入れないことは無いと踏んだ自分は、掛け湯の後金弾を握りしめつつ、うぅーっと低く唸りながら湯に沈んだのでありました。

檄熱の湯は堪能する暇もなく身体を攻めてくるわけで湯に浸かって居た時間は恐らく2分程度ありましょう。
しかし、これもまたこの手の公共の湯の醍醐味でありまして、入浴料は今時格安の200円ですからなんの文句もないのであります。

と、言うことで首から下は真っ赤の茹で蛸で汗が噴き出す始末であります。

窓全開で車を走らせた時の爽快感は格別でして、あの激熱の湯の楽しみはこれだったのかと納得しつつ、次なる「山口温泉きらら289」に向かったのであります。

で、途中で前沢地区の古民家集落に立ち寄ったのは既にUPした話であります。

左の建物が食道と温泉など 右はトイレ

きらら289は道の駅でして、山口温泉というのは併設されたここ一軒のようであります。

本日のお宿はこの道の駅なので塩梅の良いところに車を駐め、寝床の支度をし、晩飯など食べ終えた6時半ごろに温泉に行ったのでありました。

さすがに鄙びた共同浴場では無いので料金は700円でありますが、そうなると普通の温泉的設備が一通り揃うわけでして、シャンプーや石鹸も常備でありました。

で、ガイドブックでは午後9時までの営業なんですがコロナの影響で午後7時に閉館とのことで入れる時間は30分となったのであります。
しかし、30分もあれば十分でして、ナトリウム・塩化物泉という深いところから動力で汲みあげる湯にありがちな泉質を堪能した次第であります。

と、いうことで、10月2日は終わりであります。

開けて翌日10月3日は昨日の晴天から打って変わった曇天でして気分的に冴えない朝になりました。

まず、今日は予定が無いのであります。
目指して来た木賊温泉後の計画は立てて居なかったのでありますが1つだけ心当たりがありました。

それは「撮り鉄気分を味わう」でして、只見線の鉄橋を通過する列車を撮影しに行くことでありました。

いや、これはkusakabe-dcさんのブログで情報を得たものでモノマネであります・・・が、取り敢えず行って見た次第であります。

が、撮り鉄と虚空蔵尊参拝と合わせ別口になります。

と、いうことで次の温泉はと思案した結果、暫く訪れて居なかった岳温泉の共同浴場を目指すことにして会津坂下から磐越自動車道に乗ったのでありました。

が、せっかくここまで来たのだから喜多方ラーメンを食べていこうと思い立ち会津若松から喜多方に向かった次第であります。

で、予定していた超有名店の伴内は11時過ぎには長蛇の客待ち列で諦め、近くのラーメン屋で食べたんですがそれでも十分美味かったのであります。

さて、喜多方まで来てしまうと岳温泉は気持ち的にやたら遠く感じるのであります。
いや、高速でずーっと行けるので時間的には大したことは無いのですが喜多方から一山越すと山形県の米沢でして、そこはもう完璧に自分の守備範囲でして気持ちはそっちへ向いてしまうのでありました。

で、思いついたのが「小野川温泉で饅頭を買おう」であります。

と、いうことで、国道121号線、通称米沢街道に入ったのでありました。

温泉話とは外れますが「蔵の街喜多方」を通りすがりに味わいたければバイパス的な新しい121号を通らずに旧道に回ることをお勧めします。
なんとなく古い町並みを抜けて行くので面白味があります・・・かな?






小野川温泉 滝湯

1時間も走ったら小野川温泉に到着でありまして、温泉街に入る手前に滝湯がありまして私ゃ驚きました。

いや、以前も滝湯ってなの風呂はありましたがそれは粗末と言って良いほどに古い建物だったのであります。

まぁ、建物の様子からしてここに移転して新築されたものと思いますが、多分私の推測は当たりだと思います。

券売機で250円の券を買います

いや、以前は街の中の商店で入浴券を買ったんですが今は券売機になったんでありますね。

源泉掛け流し 適温 快適

いや、軽く濁った湯はいかにも温泉でしてほのかな硫黄臭と相まってとても良い感じであります。

で、ここのお湯は湯の花が多く湯に入って湯をかき混ぜると沈殿して居たものが舞うわけであります。
それがまた温泉気分をさらに盛り上げるものでして、ここのお湯は自分の中の一級品であります。

さて、温泉は好きですが長湯は嫌いな私は10分も入ったら入浴はおしまいなのであります。

そして次に向かったのは温泉街のど真ん中に位置する「尼湯」でありました。

小野川温泉のシンボル的存在か?

いや「尼湯」は以前来た時と同じでしてそのままでありました。
しかし、ここも券売機が設置されでおり進化しているのであります。

おっと、このお湯の第一発見者は小野小町なのだと街の宣伝文句には歌われているのでありますが、何分にも1200年も前の事らしいので真偽のほどはわかりません。

で、お湯は「滝湯」と同じようなのですが大きく違う点は湯の温度であります。
湯船に温度計が設置してあるのですが自分が入った時は45度でしてやや熱目の風呂であります。

で、先客が一人湯船の前にデーンと座って居たので風呂の写真は撮れず、なのでジャボンと入りうーん熱いと一言唸って上がった次第であります。

さて、この温泉にはもう一つ「小町の湯」という露天風呂があるのですが曇り空の塩梅がなんとなく肌寒く露天風呂という雰囲気では無かったのであります。

さらに熱目の湯で湯あたりでもしたのかなんか身体が怠いのであります。

と、いう事で、大好きな温泉まんじゅうを買って帰ろうと、饅頭屋に向かったのであります。

  黒糖の茶饅頭しか売ってません

いや、饅頭屋だから饅頭しか売って居ないというのがいかにも潔くて私ゃ大好きなのであります。
昔風の茶饅頭ですが甘すぎない上品な感じが私の言うところの由緒正しい「馬糞饅頭」なのであります。
ちなみに10個で1000円と価格は普通であります。

と、いう事で、この後は米沢から高速に乗り福島経由で家まで一気に帰った次第であります。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

NHKの小さな旅で

2020-10-04 10:46:27 | 日々の雑感
今朝はのんびりとテレビなど見ていました。

で、NHKの小さな旅を見てビックリであります。

NHKのカメラの画角の方が数段素晴らしい!!

なんとぉ〜一昨日訪れた南会津の曲り家集落が映ったのであります。
しかも、自分が話し込んだあのジイ様があれこれと村のことなど語っているのですから魂消ました・・・偶然なんですけれどもね、面白いもんであります。

しかし解せないのが、此の地区を南会津町舘岩と紹介していた事であります。
自分が持っているパンフレットには「南会津町前沢」と大きく書かれているんですけれども・・・どんな意味があるんでしょうか?

で、インタビューであのジイ様の年齢がわかったんですが、自分よりも5つも年上だったんですね・・・若く見えたので同年かと思ったんですが、失礼しましたであります。

いや、魂消ました。

さて、今朝はのんびりムードから畑に出まして、季節の終わったナスを片付けました。

そして、少し時期を逸したかもしれないのですが、シソの実を採って漬けた次第であります。

シソの実と生姜と唐辛子に麺つゆです

いや、毎年漬けるんですが年々やり方が簡素になりまして、今年は実を採るのも面倒なので例年の半分にも満たないし出汁昆布やら使うのもやめ、唐辛子と生姜を刻んで入れたら麺つゆを入れて終わりであります。

まっ、それでも温かいご飯との相性は良くて私の大好物なんであります。
しかし、頃合いを見計らっているうちにここ数日の好天でシソの実が硬くなったようで、食べたら種がガリガリ言うかもしれません。

あらぁ〜まだ11時ですか・・・旅ブログの続きでも書きましょうかね?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする