たった一泊2日なんですが目的が「木賊温泉に入る」だったので他にこれと言って回りたい所も無く、その他の部分が決まらないままに出かけた旅でありました。
例によってチビ黒(軽ワゴン車)での車中泊でして、旅とは名ばかりの貧乏旅行であります。
さて、10月2日金曜日、ほぼ快晴の空の下午前8時半に我が家を出まして、東北自動車道に乗った次第であります。
で、今回はネクスコ東日本のドラ割南東北周遊二日間を申し込んであるので此の方面の高速は4600円で二日間乗り放題なのであります。
なので金に糸目をつける必要が無く、一番近道となる白河経由にしたわけであります。
ちなみに白河中央までで3200円ほどかかったのであと1400円乗れば元が取れる算段であります・・・が、これが後ほど悩みのタネとなるのであります。
で、高速を降りたら国道289号線で会津下郷まで行きまして国道121号に乗り換えるのであります。
そして、たぶん下郷町で買い物をしないと後々痛い目を見ると踏んだので大手スーパーのベニマルに立ち寄り、アメリカンビーフのステーキ肉とマグロづくしのお寿司とその他の飲食物を買い求め、ついでに無料の氷をたくさん仕込んだのでありました。
ちなみにお買い物の代金がは2770円と高額になったのはステーキ肉やお寿司のせいでは無く、酒類が少し多かったからなのであります。
で、121号はそのまま行くと日光方面になるので、また289号に乗り換えるんですが、国道401号との交差点の少し手前に今夜の宿に予定している「道の駅きらら289」が有るのであります。
で、401号から国道352号に入り、尾瀬や落人伝説で有名な檜枝岐方向に向かうと木賊温泉に行けるのであります。
で、昼飯はスーパーで弁当を買っていたので景色の良いパーキングに車を停めて食べ、軽く休息などして木賊温泉に着いたのが午後1時半頃でありました。
いや、木賊温泉とその他の温泉の話は「温泉編」に纏めたいと思いますので、温泉以後の先に行きたいと思います。
さて、木賊温泉は噂に違わぬ良い風呂でありましたが、なんぼ良い風呂でも大概は20分もあれば入れてしまうのでさっさと上って次を目指した次第であります。
次に目指したのは「廣瀬の湯」でありました。
しかし、これも温泉編にまとめるので次に行くわけですが、行く先は「湯の花温泉」なのでここに話は書かないのであります。
と、言うことで、湯の花温泉を後にして国道352号線に出て少し走ると、1つ前の記事で書いた「前沢集落」に出交して軽く立ち寄った次第であります。
で、ここまでの走行距離が350キロにもなると言うのに燃料計は未だ真ん中を指しているのであります・・・これは良い燃費であります!!!
いや、高速を忍の一字で走行し、平均燃費をリッター13キロ程度で切り抜けたのが功を奏したと思うのであります。
これなら明日会津若松近辺に入るまで給油しなくても行けるかも、であります。
いやいや、会津の奥地は石油タンクの有る海からとても遠いのでガソリンには輸送費が乗っていると思うのであります。
なので我が町ではレギュラーがリッター125円が相場なのに対して此の地方は145円なのであります。
まっ、ケチ臭いことを言うなと言われればそーなんですが心理的なものが大きいわけでして、満タンにして600円ほどの違いに神経を使っていたのであります。
と、言うことで、どこを走っても周囲は山の南会津の夕暮れは早いわけであります。
前沢集落観光の後は、目指せ「きらら289」であります。
まっ、道の駅での車中泊などしたことの無い方が多いと思うので注釈として少し書きますが駐車スペース的に一等地を取ろうと思ったら午後四時頃には入って物色しないとダメなのであります。
まず、一番端っこの角地が最上なんですけれども、他には、道路からなるべく離れたところを取らないと一晩中道ゆく車の音と、入り口近くなら出入りの車の音とライトの光に悩まされるのであります。
また、意外な盲点としては街灯の差し込み角度なんかもありまして、完全遮光のできる車以外は意外と差し込む光に気を使うのであります。
ちなみに自分の車はほぼ遮光されているので注意するのは音の方であります。
道の駅 きらら289 入り口
0.06μSv 流石に福島県であります
ステーキ・サラダ・お寿司・イカリング
いや、一番良い席を取りまして、いつものように車の後ろに椅子とテーブルを出し夕食を楽しんだ次第であります。
が、今写真を見て少し驚いたんですが、排水溝の上で飯を食べていたようであります・・・。
いや、結構寒いのにどーりで蚊が多いと思ったら・・・。
コンパネを敷いて有るので寝床は平らです
と、言うことで、アメリカンビーフというのを疑心暗鬼で食べて見たんですが、250グラムで600円とお手軽なのに筋張っていることも無く、十分なものでありました。
月と火星が綺麗でしたが
あれです・・・昨晩見損なった満月を遅ればせながら南会津の高原で見た次第であります。
序でに火星まで良く見えたんですが此の時点でもう天気的には良く無い雲が出始めていまして明日の曇天が約束された感じでありました。
で、10年も前のガイドブックを当てに旅するのもナニなんですが、その本によると道の駅に併設の温泉は9時まで、となっていたのであります。
で、自分が夕食を食べている時間だと随分混んでいたので少し様子を見ていたのであります。
が、6時半頃、温泉に来ていた風な車は随分と減り、これなら行けるかと思い出掛けたわけであります。
いや、ここの駐車場は広くて自分の駐めたところから温泉の入り口までは120メートルくらいあるのであります。
で、温泉受付に行くとマスク美人のおねぇさんが「閉館は19時ですがよろしいですか」と聞くではありませんか・・・「へっ?9時閉館と思って来たのに、コロナすか」と尋ねると「そーでやんす」と申し訳なさそうに言うのでありました。
まっ、30分あれば十分なので700円をお支払いして入浴させていただいた次第であります・・・が、温泉のことは別口へ。
いや、寝ようとした9時過ぎ、隣に泊まりの車が来たようでしてガサゴソ始めたわけであります。
なんと申しましょうか、3つ分空けてあったのが敗因といえばそーなんですが、他の車は入って来ずに中央とかに駐めたのに・・・朝になって見たら私よりはるかに年配のご夫婦でして、根性太いし夜中に何度もトイレに起きてドアの開け閉めで煩いし、最後に逆転で負けた試合でありました。
焼きおにぎり・味噌汁・コーヒーの朝食
いや、まっ、なんだかんだと煩い夜でしたがそれなりに寝たようで朝は5時半に起きました。
まぁ、隣の年寄り夫婦が5時半から動き出したんで否応無しに起きたというのが真相なんですけれども・・・。
さて、此の道の駅には大きな欠点がありまして、男子トイレの「大」が1つしか無いのであります。
こんだけの駐車スペースに対して一個とは・・・此の近在の人はそれで間に合うのか?
いやいや、道の駅は遠方から来るわけだからそー言うことでは無いでしょう・・・と、朝は用心していちはやく個室を確保した次第であります。
で、結構な長っ尻の自分はゆっくりしたかったんですけれども、どーも外から唯ならぬ雰囲気が伝わって来るのであります。
そんなわけで事は成就していないんですけれども、公共施設ゆえに譲り合いは必要と扉をあけてビックリであります・・・なんとぉ〜既に5人も列んでいるではありませんか。
いや、早めに端折って出て良かったわぁ・・・と、胸を撫で下ろすとともに、一歩出遅れていたら危なかったな、であります。
と、まぁ、私の勘違いと言いますか、南会津ってのは関東からの方が近いわけでして、車中泊は、同じ東北と言えども青森や秋田と比べてとんでも無く多いのであります。
なので朝の混みようも尋常では無いところに「大」は一個って、無理がありますけど、まっ、いいでしょう。
さて、一夜明けたら鈍曇り・・・朝方はポツポツと雨粒が落ちて来る場面もありました。
なので気持ちの方は既に帰宅方向に向かっている次第であります。
しかし、一箇所、どーしても押さえて起きたい所がありまして、取り敢えずスマホナビに従って国道401号を柳津方面に走ったのでありました。
で、国道401号は「さかい」と言う集落から昭和村までとても狭い山道になるんですが、その狭い山道には北関東の車がたくさん入っているのでありました。
いや、昨夜のガサゴソ夫婦の出で立ちが「山仕事」の人なわけであります。
何をやってる人たちだろうと訝しく思ったのですが此の山道で謎は解けたのであります。
北関東の、それもどー言うわけか目立ったのは「つくば」ナンバーの車なんですが、皆さんはキノコ採りに来ているのでありました。
どーなんですかね、つくばの方には高い山は無いのでキノコが採れないんでありましょうか?
昭和村で国道400号に出て252号に入り道の駅「尾瀬街道みしま宿」を目指したのであります。
いや、ここはいつも拝読させてもらっているブログから情報を得まして只見線の鉄橋を通過する電車を撮るためにやって来たのでありました。
なんと申しましても撮り鉄方面では相当有名らしいんですが私ゃ写真は好きですが鉄分はあまり得意では無いと申しますか、撮ったことが無かったのであります。
が、近くを通るなら一度は此の目で見たいと思ったので立ち寄った次第であります。
さて、その結果は「撮り鉄になれなかった私」(仮題)に書こうと思いますので今は出ません。
と、まぁ、そんなわけでもう少し行くと会津坂下に出てしまうわけで、そーすると自然な流れとしては帰り足になてしまうのであります。
が、まだ時間は有るし・・・そーだ、柳津虚空蔵尊に参ってみよう、で虚空蔵尊をゆるりと参拝したんですが、それは「撮り鉄になれなかった私」の写真と合わせようと思うので後になります。
で、国道252を会津坂下まで走り磐越自動車道に入ったわけであります。
が、此の時点でガソリンのメーターは後2メモリ・・・行き先はすぐ近くの喜多方なのでまずガス欠って事はないだろうと踏んだわけであります。
さて、喜多方へ回ったわけは全国区で有名な伴内の喜多方ラーメンを食べようと思ったからであります。
が、結果から申し述べると、午前11時15分に到着したら既に長蛇の列でして、こりゃダメだと諦め近くの喜多方ラーメン屋に入ったのでありました。
「たんぽぽ」とても美味しかった
チャーシューメン1000円 旨い!!!
いや、5年ぶりくらいの喜多方ラーメンは期待を裏切らない味でありました。
が、私に言わせると激戦地の喜多方で店を出しているのでどこで食べても普通以上に美味しいと思うんでありますが、まっ、有名店好きの人は並んで食べてください、と。
で、ラーメン屋の近くにまさかと思うほど安いガソリンを見つけていたので満タン給油したところ入ったのは28.7リットル=平均燃費14.3キロでありました・・・山道の上り下りを繰り返したのに凄い!!!と我ながら驚きました。
さて、此の時点では次の行き先は岳温泉の共同浴場だったのであります。
その理由は・・・高速料金の高いところへ行きたいから、であります。
そーしないと定額制を払った意味が薄いわけでして、貧乏性はどーにもならないのであります。
が、喜多方まで来てしまった事と、天気がずーっと鈍曇りで思わしく無く冴えないのでさっさと帰りたい気持ちになったのであります。
と、なると喜多方からは米沢に抜けて福島経由の方が速いんであります。
しかし、本日は土曜日・・・ETC割引に土日割が入ったら米沢からはたったの1200円であります。
しかし、本日は土曜日・・・ETC割引に土日割が入ったら米沢からはたったの1200円であります。
どーすっかなぁ〜と思案していた時に閃いたのが「そーだ小野川で饅頭を買おう」でありました。
と、言う事で、喜多方から大峠を超えて米沢方面に下り「小野川温泉」に行ったのでありました。
が、小野川温泉の話は別口になりますのでここには出ないのであります。
と、言う事で、小野川温泉で熱い風呂に浸かり温泉まんじゅうを買い、米沢から高速に乗り福島に出て東北道をのんびり走って我が家着がちょうど3時でありました。
これにて車中泊一泊2日の貧乏旅行は終わりであります。
走行距離・・・630キロ
ガソリン・・・44.1リットル 平均14.28Km
使用総額・・・13.844円(土産・風呂代・飲食費・ガソリン代)
ああー楽しかった!!!