北海道２歳優駿予想～小さな競馬場が放つ精一杯の光

門別競馬場は、日本の馬産地、北海道は日高地方にある競馬場。
「馬産地競馬」というと産地直送的なイメージがあってカッコいいが、実際には経費節減を目指して、帯広と岩見沢での開催廃止と引き換えに、以前からあった門別トレーニングセンターに小さなスタンドをつけ誕生したというチープな競馬場、らしい。

馬産地の競馬場なら、例えば開催日にはかつての名馬を牧場から連れてくるとか、色々やってみればいいと思うのだが、道営競馬では観光シーズンである夏場には旭川でナイター競馬をやるため門別競馬での開催はない。
門別開催は春と秋のみ、しかも平日開催。
数百人しか来ない観客の前で色々やっても無駄といった状況、らしい。

窮地に立たされた地方競馬。ある意味でその象徴とも言える門別競馬場だが、そんな競馬場が精一杯の力を込めて放つ二つの光、それが先日行われたエーデルワイス賞、そして今日の北海道２歳優駿の２つの２歳馬による重賞なのだ。
世間の注目度は低い重賞だが、1200ｍの未勝利を勝ったばかりのフジヤマスウィープのために、武豊もやってくる。

北海道２歳優駿から、来年のクラシックに乗るような馬が生まれれば注目度もアップして門別競馬場の観客も数人くらいは増えるはず・・・
今年のメンバーだったら、モエレジーニアスあたりが乗れるかなぁ・・・

ということで、４モエレジーニアスから１フジヤマスウィープ、６カネマサドゥイット、11ケイアイテイメントへ。