田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

フサイチも消えるか

2010-03-17 22:39:11 | 競馬
地上げ屋がオーナーだったモガミ、パッとさいでりあのシンコウ・・・
本業と共に馬主にも進出、時にはGⅠを勝って有名人を招いて口取り、そんなオーナー達が本業の失速と共に競馬界から姿を消していった。

そしてまた、競馬界を騒がせたオーナーが一人姿を消そうとしている。
フサイチの冠で知られる関口房朗氏である。
所有馬が東京地裁に差し押さえられていることが分かった。

実質上の破産状態である。

フサイチの馬と言えばなんといっても3戦目でダービーを制したフサイチコンコルドだが、4年前のダービー、フサイチリシャールとフサイチジャンクの2頭出しも懐かしい。
フサイチジャンクもそうだが、ザサンデーフサイチと、テレビ番組とのタイアップを積極的に行なっていた。
地方競馬にも目を向け、JBCのスポンサーにもなっていた。

独特の風貌といい、世間に対する競馬の広告塔の役割を果たしていた関口氏だが、本業の人材派遣業は景気の低迷と共に苦しさを増す一方。
六本木ヒルズの最上階に自宅を構えていることで有名だったが、数年前に退去していたようだ。

裏にはずさんな経営体質があったようだが、時代の流れに乗れなくなった業種が没落していくと共にオーナーの道楽であり広告塔である冠名をつけた競走馬たちが姿を消していくのも世の流れと言えば世の流れ。
ただ、あれだけの個性とアメリカから地方競馬までの広い視野を持った人物が表舞台から姿を消すのは寂しい気はする。
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