田無の万華鏡 (旧名田無の日記帳)

西武新宿線の急行が鈍行になってしまう街、井口資仁を生んだ街、田無に住んでるカオスな人が野球について語るブログ。

荒尾競馬が消える

2011-12-23 23:54:55 | 競馬
荒尾競馬、83年の歴史に幕 熊本・地方競馬最古(朝日新聞) - goo ニュース

朝のNHKのニュースで、荒尾競馬が廃止されることを知った。
有明海に面し、景色のよさでは日本一とも言われていた競馬場。
一度は行ってみたいと思ったが、行くことがないままなくなってしまった。

クローズアップされたのは、29歳、「気が弱くて好成績を上げられない」とかで連敗続きの騎手。
とにかくスタートダッシュと最後の直線で弱いというのだから、先手絶対有利の小回りダートではどうにもならない。
現役続行の意思は強いが、なかなか本決まりにならない。
そんな騎手に与えられた荒尾競馬最高のチャンスが中央との交流レース、たんぽぽ賞。

たんぽぽ賞、確かそんなレースは有った。
かつては小倉競馬で行われていた九州産馬限定レース。
500万条件のレースで、普通は勝ち負けにならない馬や4歳や5歳になっても未勝利の馬が出てくるようなレースだったと記憶している。
佐賀や荒尾に開催が移管されたのは聞いていたが。

中央では最低ランクのレースでも荒尾では最高ランク。
一着賞金700万は中央なら下級条件でも荒尾なら目が飛び出る高額。
連敗続きの騎手は、このレースで中央の一番人気の馬に乗って勝ち、涙を流していた。

競馬は他のスポーツのようにレベルは低くても地域密着でやっていくという図式はなかなか当てはまらない。
雰囲気のある場所が消えるのは残念だが、彼には彼らしい働き場が見つかればと思う。
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