アウシュビッツ『夜と霧』のフランクル本を集めている。
どんな心理学者よりもいいんじゃないか。
人生とは、その意味を求める旅。
そんな言葉が降ってきた。
違うな。
人生とは、むしろ、意味を与える修行。
フランクル的にはそうならないか。
人生の意味を問うなかれ。
人生が君に意味を問うているんだ。
そう、「コペルニクス的転回」を迫るのが、フランクル哲学。
だから、僕らは、各々が、各々らしく、人生に意味を与えていく。
毎日の、一挙手一投足も、人生に意味を与える何か、でありたし。
アドラー心理学でいうところの「人生の究極目標」つまり「人生の意味」に沿って、毎日行う些事にも、意味を与える。
それが我々に求められているのでは。
受け身的に意味を尋ねるのではなく。
積極的に、意味を与えていく。
人生わずか3万日(82年)。
3万日、一つ一つ、真っ白なキャンバスに、「意味」を塗り与えていく。
生まれたときに与えられた真っ白なキャンバスに、三万回、何かの油絵の具を垂らし、3万日後に、どんな「絵」を見せるか。
日々の営みこそが、人生の意味だったりする。
ちょっと雲を掴むような抽象的なことばかり書いていますが、フランクル哲学を理解するには、まずこの「刺激と反応の間のスペース」を味わってください!
“Between stimulus and response there is a space.
In that space is our power to choose our response.
In our response lies our growth and our freedom”
In that space is our power to choose our response.
In our response lies our growth and our freedom”
(刺激と反応の間にはスペースがある。
そのスペースの中に、我々が反応を選ぶ「力」がある。
我々の反応には、我々の成長と自由が顕れる)
要するに、逆境だからって挫けてはだめだろう。環境に左右されちゃあだめだ。信念と筋の通った男になりなさい。
フランクルはそう教えている。