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川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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鈴木エイト氏は「問題の本質を指摘すべき」

2025年07月23日 | メディア/SNS
以下のエイト氏投稿をネタに、SNS分析をしてみます。

~~~以下引用~~~

昨年の都知事選から兵庫県知事選で顕著となったのが扇動されやすい国民性の露呈。容易に大衆を扇動できてしまう、それは今回の参院選でも一段と顕著に。これが国防上のリスクになり得ることに保守層を含めもっと危機感を持つべき。

 メディアは表面的な分析ではなく、問題の本質を指摘すべき局面


~~~引用終わり~~~


14.4万のフォロワーを持つエイト氏のこの投稿、、本日23日現在で:
  1. いいね:1.7万
  2. 表示:64万

おそらくエイト氏は「よっしゃ64万行ったぜ」「いいねが2万近くも」と悦に入っている。

しかし。

価値ある投稿とは思えない。

批判された「メディア」からしたら、噴飯ものだろう。メディアの方はこう思っています。

✓ 「ジャーナリスト」を名乗る貴兄こそ「メディア」の一員ではないか。

✓ 上から目線でマウントポエムしてないで、自分でリスク取って「問題の本質」を提示したらよかろう。

都合の良いときは「ジャーナリスト」を名乗り、都合の良いときは「メディア」を批判する。これは二枚舌でありダブルスタンダード。

「扇動されやすい国民性」は、遅くとも日比谷焼き討ち事件(日露戦争後、今から120年前)から明らか。

「進め一億火の玉だ」とか八紘一宇のスローガンに乗せられて、戦争に突っ走った日本も、「扇動されやすい国民性」が原因だったはず。

安保改定/全面講和論争のときだって、「扇動されやすい国民性」が露わになった例では。

横山ノックとか青島幸男が知事になったことも、「扇動されやすい国民性」の例。

ワンフレーズポリティクスの「分かりやすい」小泉劇場に乗せられて、郵政選挙で「よくわからないけどとりあえず小泉支持」の投票をした人もおおかろう。これも「扇動されやすい国民性」の例。

____________

このエイト氏投稿へのコメントを分析すると、支持7〜8割、批判2〜3割ってところか。

こんなに支持する人がいるんだ、というのが私には驚き。

だってこの投稿、具体性がないですから、、、

要するに参政党が躍進したのが「扇動」だって言いたいようですが、、、

政治家が大衆の支持を得んとすることは当たり前。

あるべき「支持獲得」と「扇動」はどうやって区別される?

また、なんで参政党が支持を得ることが「国防上のリスク」になるのかも説明もない。

さらに、メディアに「表面的な分析」してないで「本質を指摘しろ」と上から目線。

何ら中身のあることを言っていない。

ジャーナリストとしてメディアの一角を担うエイト氏こそ、

   表面的な分析ではなく、問題の本質を指摘すべき局面

なのだが、自分がこういう「自分を棚に上げた」ブーメランをしていることに気がついていない。

____________

だから心ある識者は、このエイト氏投稿を見て、鼻で嗤っていよう。

どの面下げてこんなことが言えるのか、と。

しかしエイトファンないしアンチ参政党は、エイト氏に対して2万近くの拍手喝采。

万能感を感じているエイト氏が反省することはなかろう。

「まだオレも捨てたもんじゃないな、64万にリーチしたぜ」と己の能力を過信している。

この識者とエイトファンの乖離、つまり、エイト氏がファン・大衆に媚びて、識者からの支持を失う構図は、これからもしばらく続きます。

大衆に媚びる者は、歴史に淘汰される。

____________

「安倍晋三と統一教会の裏取引・ズブズブの関係を明確な論拠をもって語ることができるのは私しかいません。私を押し上げてください」

と言って大衆を扇動した鈴木エイト氏が、今、大衆を扇動した政治(おそらく参政党のこと)を批判している。

目くそ鼻くそを嗤うとはこのことではないか。

かつて、ジャーナリストが、「メディアは問題の本質を指摘すべき」という論調を張ったことがあっただろうか。

「問題の本質を指摘すべき」以上に、隔靴掻痒な論評の締めくくりがあるだろうか。

これからエイト氏が何を言おうと、私は

  表面的な分析ではなく、問題の本質を指摘すべき局面

と心の中でリフレインすることになりそうだ。
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