『日本でいちばん大切にしたい会社』の伊那食品工業。かんてんぱぱのブランドで知られる。私は2度、見学に行きました。
創業者の塚越寛さんは1937年生まれ。終戦時に父が死んで、母親が女一人で4人きょうだいを育てた。6人きょうだいだったが、2人は肺結核で死亡。
1つのコッペパンを薄く切って5人で食べるような極貧。
母親がある日ポツリと
「母ちゃんはもう疲れちゃったよ。みんなで死のうか」
と。
そこから塚越寛は成長し、日本でいちばんの会社を創り上げた。
これが80年前の日本。つい最近に、こういう時代がありました。
私も甘えてられん。
以上、最新の『致知』から。