合気道を修める武道家の内田樹が言う。
道場は楽屋である。道場を一歩外に出たところが本場である。そこが勝負の場である。
しかり。
武道というのは、肉体的に強くなるだけが目的ではないはずだ。
精神的にも強くなる。
忍耐。協調。勇気。礼節。清廉。
そんな美徳を学ぶ場所が、道場。
すべては、人生という本番に備えるための、楽屋であり、準備場所。
いい心がけ。さすが内田樹さん。
私が四半世紀も信奉している新極真空手でも、道場訓の最後が、
生涯の修行を空手の道に通じ
極真の道を全うすること
となっている。私が1番好きな道場訓の一節。