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川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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学問も、面倒くささから逃げないこと

2025年06月14日 | 教育・子育て
学問というのは、面倒くささから逃げないことが大事。

娘10歳の勉強を指導していて思う。

算数の問題を解くとかも、「まあこんな感じかな」「細かいところはちょっと引っかかりを感じるけど、これでいいだろう」という

 甘え

があると、成績は伸びない。点数も上がらない。

心の中の

 引っかかり

をスルーすると、間違える。

そんなことを娘に軽く指摘したら、えらく刺さったようで、べそをかいていた。

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娘の勉強という単なるN=1ですが、学問一般に言えるような気がする。

大事なのは、面倒くささから逃げないこと。心の中の引っかかりを感じたらそれをスルーしないこと。甘えないこと。

こう考えると、学問も、自分の弱さとの闘い。

心の弱さと戦って、逃げないクセをつけると、心も強くなる。

逃げない心の強さを持つと、人に誠実であることができる。不誠実なふるまいのほとんどは「逃げ」だから。

こう論理を展開すると、学問を頑張って面倒くささ・心の弱さと向き合ってきた人のほうが、誠実になれる、ってことになる。

勉強できる人で不誠実な人もいるから、一般的に「勉強できる人は誠実だ」とは到底言えない。

でも、「勉強できる人で不誠実な人は、心の弱さから不誠実になっているのではなくて、むしろ悪意から意図的に不誠実になっている」とは言えそう。

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ここまで書いて

Never attribute to malice that which is adequately explained by stupidity. 
愚かさで説明できることを悪意のせいにするな

という「ハンロンの剃刀」を思い出した。

悪意のほとんどは愚かさから来ている。
不誠実と思われる振る舞いのほとんどは心の弱さから来ている。

心の弱さではない、面倒くささからの逃げではない、ほんとうの不誠実・悪意ってのは、世の不誠実・悪意の2割くらいのような気がする。

残りの8割の不誠実や悪意は、人の心の弱さ・至らなさ・愚かさに起因する。

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ザクッとまとめますと、

世の中の不誠実な振る舞いの8割は、逃げ。弱さ。
悪意に基づく不誠実ってのは、2割にすぎない。

こう言えるような気がする。

この「悪意が2割」ってのは、サイエントロジーの分析と同じ。

サイエントロジーさんでは、「世の中の2割は、どうしょうもない、根っからのワルみたいな人」って考えている。

この「世の中の2割の、どうしょうもない、根っからのワルみたいな人」をサイエントロジー用語で

 Suppresive Person (抑圧的人間)

といいます。SPと略されます。

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娘の勉強から、サイエントロジーのSPに話題が飛びましたが、「心を強くすること、逃げないこと、弱さを自覚すること、面倒くさがらないこと」によって、世の中の不誠実の8割は解決できそうってことがわかりました。

強くなりましょう。
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