川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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ヘコヘコしていた人がピノキオになる

2024年04月11日 | 人間心理・心理学
Facebookの田村耕太郎さんのポストが、実体験に基づいて、とてもいいので、自戒を込めて、そのまま転記。

~~~以下引用~~~

私自身政治家になってみて即、自分を勘違いさせる「特別扱い」の連続で、ダメ人間になっていった。

今は亡き義父が当選直後から心配して「何も成し遂げてないのに、その若さで特別扱いされて、君も頭が狂うぞ」と厳しく警告してくれていたが。

特別扱いが人間をダメにする。大谷選手のように確たる実績があってもそうだのに、選挙に当選したくらいで特別されていたら頭が狂う。

正直に言うと、この「勘違い」を払しょくするのに政界を離れてからも相当な時間がかかった。

それまで、相手にもされなかった方々からペコペコされ、何か実績があるわけでもないのに、センセイ、センセイ言われ、だんだんピノキオになってくるのだ。

国会議員にパワハラが多いのはこの「特別扱い」で頭が狂うからだ。最も狂いやすいのは「ペコペコしてた側」にいた人。

秘書や官僚上がりがその扱いの落差というか劣等感の裏返しというか、それにより狂いやすい。「ペコペコしていた」側が「ペコペコ」されると完全に頭が狂うのだ。ちょっとでも思い通りにならないとキレまくるのだ。

「調子に乗るな」と勇気を持って指摘くれるのは家族だけ。私の場合は亡き義父が特にぼろ糞に指摘してくれた。

国会見学に来てくれた時に衛視の方々が私に深々と敬礼される姿を見て、表情を暗くして

「君なんかわしらの応援がないとサル以下やで。なんで君が衛視の人に敬礼されんといけんのや。君よりはるかに彼らの給料である税金たくさん払っているわしに対してならわかるで。わしら納税者である国民は無視して、税金で高給もらって威張っとる君になんで彼らが頭下げるんや。勘違いするな!」

義父に会うたびに目が覚めたが、ぶっちゃけ頭は狂い、鼻は高くなり、勘違いしていた。私の政治家としての成長を願う義父はいつも本気で鼻をへし折ってくれていた。調子に乗っていた私は不快であったが。

~~~引用終わり~~~

官僚あがりでピノキオになった政治家、、、思い当たる友人がいる、、、

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