川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

松陰は「狂」を愛した。

2024年08月03日 | 唄・詩・都々逸
吉田松陰は「狂」を愛した。

論語でも二番目に価値の高いとされる、「狂」。

ま、四の五の言わず、行動に移せ、って考え。

松陰自身も、旧姓「杉」と「吉田」を分解して「二十一回」って見つけて、自分を「二十一回猛士」と名付けた。21回の「狂」を実現しようとした。

その松陰に焚きつけられて、高杉晋作は「狂夫」「東海一狂生」と号し、山縣有朋は「狂介」と号した。

そんな松陰の漢詩で、

 「狂愚誠に愛すべき、才良誠に虞(おそ)るべし」

ってのがある。産経新聞の阿比留瑠比さんがfbかなんかで引用していた。

調べると、、


狂愚誠可愛 / 狂愚は誠に愛すべきもので 
才良誠可虞 / 才良は誠に恐るべきものだ 
狂常鋭進取 / 狂人は常に鋭く新しい物事に取り組み 
愚常疎避趨 / 愚者は常に危険を避けたりしない 
才多機變士 / 才人には変節漢が多く 
良多郷原徒 / 良識者とされる者は八方美人が多い 
流俗多顚倒 / 俗世間の評価はしばしば転倒していると 
目人古今殊 / 古今の人物を見れば殊更に思われる 
才良非才良 / 才良など本当は才良ではないし 
狂愚豈狂愚 / 狂愚のなにが狂愚であろうか

 原文:『松陰詩稿』国文学研究資料館のデータベース

____________

俺ももっとトチ狂わないといけませんなぁ。

 何せうぞ くすんで
  一期は夢よ ただ狂へ

  閑吟集

 
 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 神渡良平さんは家庭連合信者... | トップ | オレンジジュースない! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

唄・詩・都々逸」カテゴリの最新記事