川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

スーパーサラリーマン

2018年10月04日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
私が昔お世話になったクライアントさんで,

 モンスタークライアント

と揶揄させていただき,とても立派なサラリーマンっぷりなので

 スーパーサラリーマン

とも呼ばせていただいている方との会食の,備忘録:

◆ コミュニケーション

能力の問題ではなく, 都合のいい解釈をするサラリーマンが多い
能力の有無じゃない
コミュニケーション能力を, 己の利益のために、全力で、変な方向に、使う人がいる

これって,まさに,ガバナンスとか,コンプライアンスの問題

◆ 社内電話を受信して:

不在ですけど、もし私でよければ、私がやります

って,前向きに,仕事を取っていく,成長の機会を自ら獲得していく,っての,見事

◆ 某社は,かつてマスコミを賑わわせた,8億円献金事件で、新人のレベル上がった

バズれば有名になって,採用に有利になるって…

◆ ある創業者社長の,しびれるような,リスクの取り方:

他社が商標 出願中

それをちゃんと知っていながら,その製品の販売に出るという強硬策!

結局,その出願が却下?無効?になって,

その製品は,見事に,売れた

◆ 部下(法務担当者)に賭けて、和解しないで,判決を目指すという選択

部下を成長させるための,リスク判断

◆ ある翻訳業界で超有名な80歳くらいの創業者社長

まだ英語を音読して勉強している!!

◆ 三宅・山崎法律事務所の三宅先生がかつてアソシエイト弁護士に:

久保利くらい稼いでいるならともかく、お前ごときは、白シャツしか着るものないだろう

と言ったとか,言わなかったとか…

◆ 私の昔の上司が,ユーモアを込めて,ミスしたときに,上司に向かって,

 なんの申し開きもございません

って誤っていたけど,その潔い背中から,私は多くを学んだなあ

◆ 他部署の部長と喧嘩した係長が,翌日,先に,本部長に謝るべきだった

 その部長が,本部長に謝る前に

〜〜〜

日頃,机上の空論で,会社組織を見てしまうようなことがあるけど,酒席で(2時間の予定が5時間も!),

こういう生々しい話を聞くのは,誠に,勉強になる
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10月3日(水)のつぶやき

2018年10月04日 | Tweet
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人生の目標と仕事のパフォーマンスの相関関係

2018年10月04日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
アソシエイト弁護士の仕事っぷりを見ていると,というか,

何年も,死ぬ気で,というか,真剣に,というか,何度も教育しても,

というもどかしさを感じる中で,私が感じる,

 彼らの仕事のパフォーマンスの不十分さ

というのは,彼らの人生の目標とかと,リンクしているというか,ある程度の相関関係があるんじゃないか,

と考えている。

その旨の,知人からの示唆を受けて。

〜〜〜

あなたの幸せは何?

と訊かれて,どう答えますか?

私は,いつでも即答できる。

私の幸せは,人を幸せにすること。

具体的には,得意な英語と法律で,人のストレスを無くすこと。

  海外法務のどこでもドア

を目指して。

対外的にクライアントに対してだけではなく,アソシエイト弁護士の教育に対しても。

私は,独立して3年間強,いろんなアソシエイト弁護士に出会ってきたけど,彼ら彼女らの教育に,

手を抜いたことは一つもない。

それが彼らにとって,重荷になりすぎていたことはあるかもしれないけど。

すべて,人を幸せにしたい,という私の人生の目標というか,根幹的な欲求から来ている。

〜〜〜

去年,Ikigaiって英語の本が出て,ネットでも話題になっていますが,

以下の4つの,共通項を目指すのが,人生の幸せ,と言える。


1 What you like 好きで

2 What you are good at 得意で

3 Get paid 報酬があって

4 The world needs 世間に必要とされる

私の,国際弁護士というのも,まさにこの4つの共通項というか,重なるところを目指してきた。

ここにブレがあると,仕事のパフォーマンスにも影響する。

人生の目標と,眼の前の仕事がリンクしていないと,モチベーションも上がらない。

いやいや仕事をすることになってしまうから。

使命感なく仕事をすることになってしまうから。




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人生哲学とプロ意識

2018年10月04日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
セミナーのアンケートの回答や,クライアント様から,私の

 「プロ意識」

 「プロフェッショナリズム」

が高いとか,勉強させていただいた,という意見をもらうことが多い。

その点で,

 『プロフェッショナル原論』波頭亮 ちくま文庫

は参考になるのですが,それはさておき,ちょっと自分のプロ意識というか,仕事に関する意識を掘り下げてみる。

〜〜〜

ある知人・畏友と会食して,部下の出来というか意識の違いを論じているときに,その彼は:


  もう人生に対する覚悟というか,価値観の問題

とおっしゃっていて(だから,覚悟の甘いアソシエイトはだめだという文脈),へえそういうもんかと思い,自分の

 哲学というか人生観

みたいなものを改めて掘り下げてみると:


◆ 私の人生の目標の一つに,


 笑って死にたい

というのがある。

多くは,城山三郎 『落日燃ゆ』 から影響を受けて。

あそこで描かれた,広田弘毅のように,

 従容として

死ねたらカッコイイな,と,それこそ25年前の学生の頃から,憧れていた。

そこから逆算すると,

 笑って死ぬ

ためには,ではどうするか?

 悔いを残さず死ぬ

ということだ。

ではどうやって 悔いを残さず死ねるか?

と考えると,

 毎日毎日を一生懸命生きる

ということしかない。

MTG松下社長が,しばしば,

 一瞬一瞬が勝負なんだ

とおっしゃるけれど,それはまさに,

 与えられた生命を,最大限燃焼させたい

という思い。

ちょっとおこがましくいえば,

 ノブレス・オブリージュ

的に,恵まれた人は,その才能と能力を最大限,世のため人のために生かさないと,という

 使命感

みたいなもの。

だから,眼の前の仕事に,決して手を抜かない。

全力を尽くす。

それこそ,死ぬ気でやる。

まあ,昨今,死ぬ気でやる なんてことを,部下に強要も提案もできないのだけれど。

〜〜〜

あえてキザに言えば,今,この瞬間,私が切腹をせざるを得なくなっても,私は,

 笑って死ぬ

ことはできる,その覚悟はできている,と言いたい。

25年くらい,一瞬たりとも気を抜かず(というのは誇張ですが),悔いなく,一生懸命生きてきた,という自負があるから。

もちろん,後に遺す家族のことは一番気がかりですが,それでも

 俺はやるだけやった

という,闘った父の背中を示せる自信はある。

〜〜〜

こんな,人生観が,仕事に対する取り組み方にも影響しているんだと思う。

まあ部下・同僚の人から見ると,熱すぎて,煙たいのかもしれませんが。

それが俺なんで,これはどうしようもない。
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MM 月次の査定

2018年10月04日 | 経営・インテグリティ・エンゲージメント
日本に17000の法律事務所がありますが,うち中山国際法律事務所ほど,アソシエイトの教育に熱心なところはなかろうと思う。

四半期に一度,今まで査定をしていた。

以下の5要素を,それぞれ5段階評価/自己評価と照らし合わせて。

1 リーダーシップ/責任感

2 文章力・英語力

3 戦略設定能力

4 コミュニケーション能力

5 スピード

その他に,

ア 仕事の量

イ 仕事の質・内容・種類

ウ 仕事の方法・やり方

も5段階評価に加えた。

さらに,「事務所からどんなサポートがほしいか」というOpen Question も加えた。

〜〜〜

そしてこの自己査定・面接を,四半期に一度ではなく,月次にした。

こんなに教育に手間暇と時間をかけている法律事務所は他に無かろうと思う。

あったら教えてくださいまし。
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