本日行われた、伊藤塾同窓会「まこと会」第四回定時総会で、伊藤塾のスローガンみたいな
やればできる、必ずできる
の誕生秘話を、伊藤真塾長から教わった。
司法試験で苦労している自分には「ちくしょー、できる奴が結果論で言いやがって」的に斜に構えて恨み骨髄的に捉えることもあった、「やればできる、必ずできる」。
「必ずできる」なら司法試験の合格率2%(当時)は説明できないよ、と当時から批判はあった。
でも。
結果論だと批判されても構わない。論理的でなくても構わない。稲盛和夫的なポジティブすぎる精神論であっても構わない。
今の私は「やればできる、必ずできる」には肯定的。
若者を鼓舞するにはこういう「非論理的な」仕掛けが必要。教祖になるには不合理性がないといけない。
理屈と確率論を考えすぎる奴には、何の挑戦もできない。
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その「やればできる、必ずできる」は、、、
伊藤真塾長オリジナルではなかった。
ご尊父(95歳)のお言葉だった。
伊藤真塾長のご尊父(当時は中学教師)のところに、学生がやってきて、「南極に行きたい」と。
伊藤真塾長ご自身も中学生の頃の話だから、今から52年くらい前、1973(昭和48年)ころの話。
伊藤真塾長ご尊父が、その「南極へ行く」夢を抱く青年に、「うん、南極に行くにはな、勉強して、気象庁に入ったりして…」と懇々と丁寧にその道筋を説いた。
ご尊父がいつも仰っていた「やればできる、必ずできる」と添えて。
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それから10年くらい。
ご尊父のところに、その青年がふらっとやってきた。伊藤真塾長も大学生くらいで、同席していた。
青年は、お土産を持っていた。
お土産が、、、、
南極の氷。
伊藤先生(ご尊父)のお陰で、本当に南極に行きました、これがそのお土産の、南極の、氷です。
伊藤先生、本当に、「やればできる、必ずできる」んですね。やれば、できました。
本当にありがとうございました。
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※ 30年前に、聞きたかったエピソード。
これを聞いていれば、私はもっと早く司法試験に受かっていたのでは。