NPI(非営利投資)とNPO支援の品川投資倶楽部

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労働組合、組合員とは悲しいものです!

2010年03月02日 | Weblog
■北教組幹部ら4名、違法献金の疑いで逮捕!
 民主党議員への違法献金の疑いで北海道教職員組合(北教組)の幹部ら4名が昨1日、政治資金規正法違反容疑で逮捕されました。詳細は略しますが、政治担当の元労組書記としては残念な限りです。
 ところで労働諸条件の維持向上を目的とする労働組合がなぜ、政治活動に取り組むのでしょうか。一般論ですが、①生活諸条件の維持・向上(年金、医療、福祉など)、②社会運動団体としての立場と責任(労組は民主社会における最大の民主的組織)、③自らの組織強化、④理想社会への奉仕、などが政治活動に取り組む理由とされます。
 今回、なぜ北教組が違法な政治献金を行ったのか(北教組は否定)、部外者の私には分かりません。考えられるのは北教組委員長が民主党候補者の「合同選挙対策委員長」に就任し、責任ある立場に就任したこと。候補者陣営から「事務所費用が足りない」と言われれば、その立場と責任から援助しない訳にはいかなかったのでしょう。
 それにしても地方の第一線で選挙運動を担う労働組合、組合員とは悲しいものだと思います。中央(労組本部)で民主党支援が決定すれば地方組織はそれに従い、縁もゆかりもない候補者を支援するのです。何か事件、事故が起これば地元組織と運動を担った組合員が責任を追及され、候補者が当選しても殆どの場合、労働組合・組合員には何の具体的なメリットもありません。ただ、組織の一員として責任を果たしたという充足感だけが残るのです。
                              以上