古稀を過ぎた主夫の独り言日記

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島田市の千葉山 智満寺に行きました

2012-04-02 22:18:53 | 日記
 今日は一か月ぶりに千葉山智満寺に行ってきました。途中の山道にはたくさんの桜が咲いていてそれは美しかったです。千葉山は我が家にとってはとても大切な場所です。
 私の祖父は80歳過ぎてもなお自転車で千葉山智満寺に月参りをしていました。戦時中に願掛けをしたそのお礼のようです。本堂前で手水し、本堂にお参りした後で奥の院に向かいます。本堂から奥の院まで山道を30分以上歩かなければなりません。奥の院に着くと社の前を竹ぼうきで丁寧に掃除し清め、お神酒を捧げます。幼い頃、何度か御伴して行きました。私が行くときはバスを使いますが、それでも往復6時間はかかるハイキングでした。
 その意思を継いでか、父も母を連れて月参りをしていました。しかし、奥の院までは行かなかったようです。父が亡くなる直前も、病床で千葉山に行きたいと何度も言いました。何とかして連れて行きたいと思いましたが、腹水で腹が膨らみ背負うこともできない状態でしたので、ついに叶えてあげることも出来ずに終わりました。
 実は私も智満寺にはよく行きます。最近は年老いた母を誘っていくのが楽しみの一つです。杖をついて歩く母には少々きつい山道です。薬師堂への上り階段は急坂で、母は四つん這いになって登ります。そんなですから、誘うと「今日は嫌だ。行きたくない。」と言うのが常です。それでも、そのうち考え直して「御伴しようかね。」と言ってくれます。今日もそうでした。
 今日はお弁当を作って出かけました。本堂のお参りを済ませ、本堂の石垣基礎に腰を下ろして食事をしました。天気は少し下り坂で、雲が広がってきましたが、時折陽光も射し、暖かでした。その後薬師堂を巡り、本堂を一周するような形で庫裏にお邪魔しました。住職とは長年のお付き合いで、お茶を一杯いただいて帰路につきました。

 ハイキングを兼ねて皆さんにも是非お出かけいただきたいと思います。本堂の茅葺屋根は荘厳で、しかも昨年葺き直したので黄金色に輝いています。写真を撮らなかったのでお見せできませんが、次回は必ずお見せします。千葉山は重要文化財の千手観音像や十本杉でも有名です。薬師堂の裏手に見えるのが頼朝杉で、いずれも1000年の時を経ている大杉です。残りの9本は奥の院そばにあります。開山杉と言ったかと思いますが、一番太い杉がありました。この杉は今は枯れてしまっているかもしれませんが、胴回りが10m以上もあるそれは立派なものでした。子供のころ、その下に立つのさえ恐ろしい気がしました。世間ずれしていないお寺ですので一見の価値はあります。

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