葬儀ではコロナの関係で食事が出来ない。
それで食べ物を帰りに持たされた。
酒のつまみに最適なので昨年頂いた純米大吟醸酒を飲むことにした。
ところが、全国でも有名なその酒が思うほど美味しくない。
実は大吟醸酒を古酒にしようと冷蔵庫の中で既に一年寝かしたものだ。
他の大吟醸酒も同じように寝かしたものがあり、中途半端に三年ほどで呑んだことがある。
それは美味しかった。
琥珀色にまではなっていなかったが、少し黄色が強くなっていた。
間違いなく美味しくなる。
そう確信していただけに、がっかりした。
何故そんな中途半端な時期に呑んだのか。
それは実に簡単で、一升瓶の箱入りで場所をとるからだ。
他の大吟醸は720mlの箱入りで、冷蔵庫に横にして保管できる。
その点一升瓶は問題だった。
一升瓶を古酒にしようなどと考えない方がよい。
因みに、寝かし中の古酒はまだ五年目が最長。
たしか8年以上の物でないと古酒とは言わないようだ。
古酒候補生が今6本眠っている。