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日々勉強&成長

テニス・エトセトラ・エトセトラにての成長記録

「アリアドネの弾丸」

2012-10-07 07:25:46 | BOOK
「何も(ブログネタ)ない時はファン記事か本記事だね」
ピンポ~ン大正解。
今日の予定は市民大会出場だったのですが朝から雨。
よって今日は本記事。

久しぶりに海堂尊の本を読みました。
ちょっと飽きてたから海堂さんの本から遠ざかっていたのです。
読んだのは<チーム・バチスタ>シリーズの「アリアドネの弾丸」。



アリアドネとは古代ギリシャ神話、クレタ島の迷宮に住む怪物ミノタウルスを退治する為に勇者テセウスを助けた女神のこと。
彼女の赤い糸がテセウスを迷宮から救い出した。

本の中では赤い糸が弾丸。
バチスタでお馴染みの厚生労働省技官の白鳥圭輔が弾丸の謎解きで東城大学医学部付属病院の危機を救うのです。


感想:白鳥圭輔が登場してからは一気読み。
   謎を解き明かす小気味いい話しっぷりに気分も晴れやか。
   憂鬱な雨の日にはうってつけの本だった。

「ビブリア古書堂の事件帖」

2012-09-21 04:30:45 | BOOK
お友達間で本が行きかう(貸し借り)中、引っかかったのが<本屋大賞ノミネート>と書かれた帯。
本屋大賞の本って間違いない(面白い)のよね。
眼に留まったのが三上延の「ビブリア古書堂の事件帖」です。



古本屋「ビブリア古書堂」は古書の知識が豊富な若い美人女性が店主。
子供の頃のとらうまから全く本が読めなくなった青年。
ひょんなことから青年は書店の店員を引き受けることになり、古書にまつわる様々な謎解きを美人店主と二人で行う。


感想:まんがっぽい小説なんだけど読み出したら止めれない。
   軽い内容なのでどんどん読めちゃう。
   若い人受けするんだろうなぁ~。  

「テロリストのパラソル」

2012-09-20 15:18:46 | BOOK
本記事を載せる時はな~~~にも無い日。
今日は朝から多摩社の交渉に明け暮れてる。
よってな~~~にも無い日と言っていいかも....。

藤原伊織の「テロリストのパラソル」はお友達が持って来た本です。
江戸川乱歩賞&直木賞の初W受賞小説なんですってぇ。
かなり前の受賞だけど、<初><W>と聞いて読まない訳にはいかないよね。



全共闘闘争で指名手配になり、過去を隠してひっそりと暮らしていた中年男性が主人公。
彼は爆弾テロ事件に巻き込まれ、過去の事件との関連性から警察に追われる羽目になる。
警察から逃げながら爆弾テロの犯人を探し出すのだが.....


感想:いろんな職業&人間が出てくるので展開が読めない。
   だから飽きなかったのでしょうね。
   結構面白かったです。

「白く長い廊下」

2012-08-19 13:11:39 | BOOK
第38回江戸川乱歩賞受賞作の「白く長い廊下」。
作者は川田弥一郎。(初めて)
医学ミステリーです。



十二指腸潰瘍手術は成功したにも拘らず病室への搬送途中で容態が急変し、その後病室で死亡した。
麻酔ミスだと疑われ、麻酔担当医師は濡れ衣を晴らすために独自で調査を開始。
ミスではないと確信はもっていてもそれを証明するのは難しい。
調べるうちに医療ミスではなく故意的な殺人事件では....と、調査は意外な方向へ.....。


感想:題名の「白く長い廊下」の意味が分からない。
   手術室から病室へは白く長い廊下を通るらしいんけど、それがどうって事はなさそうだし....。
   主人公の麻酔医師の医師人生を言っているのか???
   ☆一つの本だったなぁ~。
   

「少女」

2012-08-17 10:57:11 | BOOK
「告白」で衝撃的なデヴューをした湊かなえ。
「少女」は湊かなえの2作品目にあたる本です。
二人の女子高生(2年生)の夏休みが書かれています。



親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白が自慢話に思えた二人。
二人はそれぞれ人の死ぬ瞬間を見たいと思い、死を見るために夏休みをボランティアについやす。
一人は老人ホーム、一人は病院の小児病棟。
そこで様々な経験をするのだが......。


感想:今の高校生って何を考えてるのかよくわかんない。
   簡単に自殺してしまうし、簡単に人を殺してしまう。
   この本で分かるわけではないけれど、一人ぼっちの若者が多いんだなぁ~って思った。
   もっと自分に正直に、言葉にして会話をしないとダメだよね。


「あんじゅう」

2012-07-16 09:46:24 | BOOK
宮部みゆきの時代小説「あんじゅう」。
三島屋変調百物語のシリーズ物で「あんじゅう」は第2弾になります。

お友達と本屋さんに立ち寄った際、お友達が買った本です。
彼女が読む前に貸してくれました。



題名はひらがなで「あんじゅう」ですが、これは本の中に出てくる暗獣(あんじゅう)のこと。
暗獣と言ってもトトロに出てくるまっくろクロスケのでかい奴みたいなもんだから可愛いのです。
変わり百物語の中の4話を取り上げて書かれたその一つです。

時代物の世にも奇妙な物語ですね。


感想:奇妙な物語ではあるけれど、全然怖くないの。
   どちらかと言えば人の心の優しさやせつなさや恐ろしさが見える本だった。
   やっぱり宮部みゆきの時代小説はおもしろいわぁ~。
   
   

「13階段」

2012-06-24 06:14:30 | BOOK
第47回江戸川乱歩賞受賞作の「13階段」。
江戸川乱歩&13階段と言うだけで死刑?と思いながら読んだ本です。
高野和明の本は初めて読むので作風も分からない未知の本でした。
刑務所内からの書き出しで「やっぱり」と思いながら読んだのですが....。



犯行時刻の記憶を失った死刑囚を救う為に前科を持つ青年と刑務官が一緒になって冤罪に立ち向かう。
前科を持つ青年は正当防衛から人を殺し、刑務官は職務とは言え死刑執行に携わった経験者。
その二人が冤罪かも知れない死刑囚の脳裏に蘇った「階段」の記憶を頼りに事件を解き明かしていく。


感想:面白かったです。
   受賞されるだけの事はあると思いました。
   高野さんの他の本も読んでみようかなぁ~。

「パズル・パレス」

2012-06-23 21:08:29 | BOOK
旅行用に買っていた上下本「パズル・パレス」。
ダン・ブラウンのデビュー作です。



米国家安全保障局のスーパーコンピュータ(トランスレータ)が狙われる。
各国の国家機密などはもとより、個人の通信をも監視可能なこのコンピュータの存在は決して公に出来ない米国の国家機密。
その機密を楯にトランスレータの暗号ソフトの公表を迫るテロ。
情報化時代ならではの小説です。


感想:ダン・ブラウンの本は複雑なストーリーなので面白いです。
   父親が数学者なのでそのあたりからの小説かしら....。

「ザ・ラストバンカー」

2012-06-02 00:42:58 | BOOK
私にしては珍しい本を読みました。
勿論借りた本で、貸してくれたのはテニス仲間の男性。
私の周りの女性が買う本ではないわねぇ~。

「ザ・ラストバンカー」西川善文回顧録



旧住友銀行頭取、三井住友銀行頭取、日本郵政(株)の初代社長の西川善文。
この本は彼が携わったいろいろな出来事をせきららに明かした本です。
実名はもとより写真まで載せてあるのでリアル。
結構面白かったですよ。


感想:小説と違って事実だから面白い。
   裏話が実名で書かれているから分かりやすいしね。
   自分では買わない本だけど....。

「時限」

2012-04-16 21:31:36 | BOOK
ヨーロッパ旅行の持参本はダン・ブラウンの「デセプション・ポイント」の上下でした。
ところが、フライト時間+バスでの移動時間があまりにも多かったので日程を残して読み終えてしまったのです。
お友達たちは本を読むよりzzzzを選択していたので本はほとんど読んでいなかったと思います。
そこでまだ読んでいない本と交換してもらったのが鏑木蓮の「時限」。
鏑木蓮の作品を読むのは初めてでした。



帯にも書かれているように警察小説。
刑事小説とか警察小説って結構好きなんですよね。
「時限」とはタイムリミットのこと。
15年前に起こったかもしれない殺人事件の時効を前に、京都府警の女性刑事がタイムリミットに挑むという内容。


感想:「東京ダモイ」で江戸川乱歩賞を受賞している鏑木蓮。
   他の作品も読んでみようかなぁ~。