HOME SWEET HOME

シングルマザーの子育て、子供の留学、DIY、ボクシング、MBA挑戦、そして世界へ!

ミネソタの冬

2009年06月20日 | ミネソタ回顧録(Life in Minnesota)
ミネソタの冬はとても厳しいです。時にはマイナス30℃にもなりますが空気はとても澄んでいて幻想的な景色も生み出します。

12月のある日お父さんのラリーが
「S子、明日はクリスマスツリーをもらいに行くからね」
と言いました。

当日はみんなで車に乗り込んでいったん友達の家で下りました。
そこで何やらトラックに乗り換えてからまた長い距離を走りました。
車検もない国で何もない田舎の道をお父さんに任せて延々走って行くわけです。
もちろん当時は携帯もない訳ですから車に何か故障でもあったら
マイナス30℃の中でどうやって生き延びるのでしょうか。
今考えるとちょっと怖いです。

当時はそんなことも考えずいつもラリーが連れて行ってくれる所に
ワクワクしながら到着を待っていました。

そうして着いたところが↑こんなところです。
見渡す限りツリーばかりです。そう、これはツリー農家なのです。

恐れ入りました。ツリーを育てることを生業としている人たちがいるとは
本当にびくりしました。それも半端な広さではありません。

4,5メートルもあろうかというツリーもありましたが
さすがに家に入るわけもなく私たちは1.5メートルほどのツリーを
みんなで切り倒して車まで引っ張って運びました。
大変だったけどとても楽しかったことを記憶しています。

私がログハウス作りや手作りに興味を持つようになったのもこうしたことの影響が大きくあったのではないかと思います。



さて、ミネソタの冬に体験したもう一つの驚きの出来事と言えば↓これです。
ミネソタと言えば湖が多くある州としても有名ですが
冬になると湖が1メートルほどの厚さまで凍ります。
そこにドリルで穴を開けてさらに車も乗り入れ、
ひと冬限りの小屋を作り釣りを楽しむのです。

まずは湖に車を乗り入れた時にはびっくりしましたし、
あちこちに小屋が建っているのにもびっくりしました。


↓外から見るとこんな感じです。これが湖の真上です。

この日は確かドリルでもうひとつ湖に穴をあける作業をしていました。
そんな中、掘った穴に落っこちてしまう仲間がいて
みんなで大慌てでひっぱりあげましたがみな「Oh,my god!!!」とか言って大爆笑!なんかお約束といった感じで凍りそうな湖に体を突っ込んだのに
これだけおおらかに爆笑できるのって、なんかアメリカ人てこういうところがいいなぁってその時思いました。



ラリーの一番下の弟のケニーと