デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

サクラチルには未だ遠くとも...

2020-01-31 01:32:02 | 人生の棚卸し
 図書館にはシルバー世代があふれています。その次に多いのは中学・高校生の方々で、受験を控えたこの時期、彼らの必死の姿にいつも心をうたれます。ですが、先日来! 殆ど若い方を見かけなくなりました。図書館スタッフから「締め出された」ようです。

 「自習のご利用はお断わりします」の貼り紙。図書館の使命に照らせばそうでしょうが、なんとも無粋で思いやりに欠ける使命感!です。備付けの用紙に『生徒達の自習はせめてこの時期だけでも大目に見てあげて下さい』と記し「ご意見箱」に入れました。


    
                              二月のQPカレンダーです

 二月は私学、三月は国公立の受験本番。合格発表を見に行けない受験生が利用した合格(不合格)電報は "共通一次" 世代まで!でしょうか。サクラ咲く季節には未だ遠いのに「サクラチル」電報を受け取ったあの重くて痛くて暗く辛い思い出...忘れられまセーヌ河

 私の息子は "センター試験" 世代。合格者受験番号一覧が電子メールで即日!届きました。息子はそれで合格を確認してから大学に「その眼で確認」と言うより改めて歓びを噛みしめに出かけました。「それではおもろないやろ」と言いましたら、「上等です」と。


    
        明るい彩やかな黄が風に揺れる「ミモザの日(3/8)」、この花束を女性に贈る国もある由
        「ミモザの日」はちょうど国公立大の合格発表の日あたり... 合格のお祝いにもどうぞ!

 思えば半世紀ほど昔、先輩の下宿を間借り?し東京の大学を受験しました。受験が終わった日の翌日、その下宿のおばさんから有楽町の「日劇ミュージックホール」のチケットを頂きました。「受験の疲れを癒しなさい」との思い遣りであったと思います。

 そこは結構!いかがわしいダシモノもあるホールですが、頂いたのは三船敏郎と石原裕次郎共演の映画「風林火山」と歌劇団のショーという変わった組み合わせのプログラムでした。このショーがなんとも強烈な大音響で田舎者の青年の心を揺さぶりました。

 その大音響のショーが「Back In The USSR」。ご存知!一世を風靡していたビートルズのヒットナンバーの中でもちょっと一味変わった、それはもうノリ!ノリ!になれる素晴らしい曲です。周りのミーちゃん、ハーちゃんらとスタンディング!で興じました。

 そんな「Back In The USSR」をポール・マッカトニーのライブでお聴きください。場所はなんとモスクワ、クレムリン前の "赤の広場" です。なんとなんとプーチンさんの姿もチラリ! 解き放たれたロシアの若者たちがハチ切れブチ切れ燃え上がっています。



      今日2月1日午前8時(日本時間)を以て英国はEUを正式に離脱しました。
        最後の日を前にEU議会では議員・関係者が手をつなぎ「Auld Lang Syne(蛍の光)」を合唱した由。




過去ログ目次一覧
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

6 コメント

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おはようございます (うらら)
2020-01-31 07:40:19
先日は名無しで失礼いたしました。
でも、すぐにわかっていただいて嬉しかったですよ^^
図書館って自習するところではないんですか!
いつだったかスタバにそういう貼り紙がありましたけど、図書館で?びっくりしますね。
応援して下さいよ~!
団塊世代が、しかも男性の方が増えましたね、図書館。
奥様に追い出された流民ではないですよね^^
読書しようなんてすばらしい。
うちの夫が本を読んでいるのを見たことがありません。
なんでこんな人を選んだんだろうと思いますね。
それは敵も同じで、今度生まれ変わったら出会ってもスルーしようねって話しています^^
返信する
風の咆吼 (遠音)
2020-01-31 08:31:37
熱狂の渦の中で音楽を聴いたことが無い世代です。

図書館は 何のために誰のために有るのでしょうね・・
ずーっと誤解していました。娘が今日は(受験のために)図書館で勉強するとかいってますが
私達世代は 図書館は学生達の勉強する場所でもあると認識して育ちました。

しだいに時代に置いてけぼりかもネ・・

風の咆吼が聞こえます。 滅多に聞かない音です。
今日も一日良い日をね~

返信する
Re : うららさん (デ某)
2020-01-31 13:08:52

うららさん
コメントありがとうございました

> 図書館って自習するところではないんですか!

最近は「自習解禁」の図書館が増えてきたようですが、
わが市の図書館は未だ妙な「そもそも論」に染まっています

> スタバにそういう貼り紙がありましたけど、図書館で? 
> びっくりしますね。応援して下さいよ~!

流行っているスタバとしては回転を良くしたいのでしょう。
でもそういうお店には、短時間であっても私は行きません。
それにしても 図書館の十分!空席のある閲覧席を見ると、貼り紙が虚しく思われます。

> 団塊世代が、しかも男性の方が 増えましたね、図書館。
> 奥様に追い出された流民ではないですよね^^

りゅ りゅ 流民ですか
濡れ落ち葉のみなさん...家庭から「流浪の民」に...

> 読書しようなんてすばらしい。
> 夫が本を読んでいるのを見たことがありません。
夫さん もしかして 金庫室で札束や金塊など数えてはるのでしょうか?
我ら流民族は お金がない 省エネに暮らしたい
そうだ 図書館で遊ぼぉ~!ってところですかねぇ。

> なんでこんな人を選んだんだろうと思いますね。
> 敵も同じで、今度生まれ変わったら出会ってもスルーしようねって話しています^^
んな心にもないこと よう言わはりますなぁ
うららさんご夫妻って 実は... 棺桶にもお墓にも「ご一緒しましょう」だってこと
金鳥の蚊取線香じゃありませんが... みんな知っちょ~る

ではでは 最後に我ら流民族が歌います
シューマン作曲「流浪の民」
https://www.youtube.com/watch?v=BSaw-58eC7E
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Re : 遠音さん「風の咆哮」 (デ某)
2020-01-31 13:37:26

遠音さん
コメントいつもありがとうございます

> 熱狂の渦の中で音楽を聴いたことが無い世代です。

熱狂の渦の中で音楽を聴いた...
そのくだりに...音楽をめぐる様々なシーンが甦ります。
遠音さんにも 潜在下の意識の何処かに
そうした音楽がきっと存在する...ように思います。

> 図書館は 何のために誰のために有るのでしょうね・・ずーっと誤解していました。
> 娘が今日は(受験のために)図書館で勉強するとかいってますが...

図書館として 伝統的な(硬直した)使命感に燃えるスタッフは
「図書を利用して学ぶ場であって スペースを借りて勉強するところではない」と。
誰も喜ばない使命に使命感をもつことほど空しいことはありません。

> 私達世代は 図書館は学生達の勉強する場所でもあると認識して育ちました。
> しだいに時代に置いてけぼりかもネ・・

学校図書館で「自習するな」と言われれば、生徒は誰一人利用しなくなります。
しかし町の図書館は「他に来る人がいるから」でしょうか、
「自習するな」と言って憚りません。

> 風の咆吼が聞こえます。 滅多に聞かない音です。

図書館を追われた自室なき生徒達は何処を彷徨!しているのでしょう。
風に向かって彼らが咆哮!する声が聴こえます。

> 今日も一日良い日をね~
ぽかぽか陽気に誘われ... 妻は友人とのお喋りに出かけました
私は 国会の空疎な論戦を聴きながらPCに向かっています。

中村八大さんのピアノで「Fly me to the moon」を!
https://www.youtube.com/watch?v=ieiia1Z-3i4&feature=emb_title
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Unknown (小父さん)
2020-01-31 23:24:21
プーチンさんまでポール・マッカトニーのライブ風景を観に来たんですね!

ビートルズ日本公演時は、福岡の家にはテレビが1台しかありませんでしが、19歳の私と66歳の父に8つ下の母も観てみようと言ったのを思い出します。
4歳上の姉は無視したがっていましたが、横目で観ていましたね。

もひとつ思い出すのは、世界中を彼らが席巻していた時、ソ連国内では禁止されていたようで、ソ連の若者が「ビートルズを聞きたい」と話しているテレビニュースで観ましたね(笑)

三船・石原コンビは『黒部の太陽』以外にも撮っていたとは知りませんでした。

「日劇ミュージックホール」は親父が買ってくる、文藝春秋や週刊誌を観て未知の世界を妄想していたものです(笑)
歌劇団のショーと『風林火山』だと3~4時間が過ぎるんでしょうか?
いや、昔は3本立てなんてのもざらでしたけど・・・。

>息子はそれで合格を確認してから大学に

いやー、ドキドキしなくていいですね!

会社の先輩に阪神タイガースの昼間の勝ち試合を、夜ビールを飲みながら観るのがいいんだ!という人も居ましたっけ。

>「自習のご利用はお断わりします」の貼り紙

老人と幼児だけを優遇していたら明日の日本為には悪いですね。
私も学生時代図書館に行ったことがありましたが、あの頃はシルバー世代を見かけなかったような・・・。

いづれにしろ、我々団塊の世代は火葬場まで占領してしまいそうですね(笑)
返信する
Re : 小父さん (デ某)
2020-02-01 11:13:05

小父さん
お早うございます。リコメが遅れ申し訳ございません

> プーチンさんまでポール・マッカトニーのライブ風景を観に来たんですね!
> ソ連では禁止されていたようで、若者が「ビートルズを聞きたい」と...ニュースで。

社会主義と日本の旧い人々は似ているのでしょうか...ビートルズは忌み嫌われていました。
プーチンは「チェックする側」にいた人ですが、実は ビートルズ大好き!だったのかも(笑)
なお You tube は 2003年の公演、10万人が詰めかけ 軍隊が警備!したそうです。

> ビートルズ日本公演時...19歳の私と66歳の父に8つ下の母も観てみようと...。
そりゃお父上、進んではりますね
当時 私は高校生、若い女性教諭の「私、チケットあるのよねぇ」に みんな えぇ~っ!

> 三船・石原コンビは『黒部の太陽』以外にも撮っていたとは知りませんでした。
三船敏郎が武田信玄の参謀 山本勘助を、石原裕次郎が上杉謙信を!

> 歌劇団のショーと『風林火山』だと3~4時間が過ぎるんでしょうか?
休憩をはさむ二部構成、結構!長かったのでしょうが、長かったという記憶はありません
なお歌劇団のショーの幕開けはご存じ!ロケット(ライン)ダンス...眼が釘付けになりました。

>> 息子は合格を確認してから大学に
> いやー、ドキドキしなくていいですね!
息子も 電子メールが届くまで十分!ドキドキしていました

> 阪神タイガースの昼間の勝ち試合を夜ビールを飲みながら観るのがいいんだ!という人も...
私は実は巨人ファン、阪神ファンが敗け試合をボヤくのを聞くのが無上の仕合せです

> 「自習のご利用はお断わりします」の貼り紙
> 老人と幼児だけを優遇していたら明日の日本為には悪いですね。

要はスペースの余力にあります。
図書館ではありませんが、近隣市の青少年施設には「青少年のための自習室」がありますからね。

> 学生時代 図書館...ではシルバー世代を見かけなかったような...。
今、図書館は団塊世代にとって最高!最安!のアミューズメント施設です

> いづれにしろ、我々団塊の世代は火葬場まで占領してしまいそうですね(笑)
はい。お墓もね
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